ハバナの旧市街では、フラフラ歩くだけでも十分に観光したような満足感が得られました。
しかし、いくつかの施設には入って見学もしてみました。
革命博物館。
革命の歴史に関わる資料や武器などが多数展示されており、とても興味深い施設でした。
先に並んでいた外国人観光客は
「さすが、キューバ!」
と笑っていました。
クラシックカーのタクシーを貸し切って行った場所もありました。
旧市街とは運河を隔てたエリアです。
その近くにあるカバーニャ要塞です。
旧市街の街並みが一望出来ます。
こちらは、モロ要塞。
旧市街に戻ると、日本人の支倉常長の像がありました。
彼の故郷である仙台市の私立学園が建てたようです。
ここでは入場時に、受付の女性がトイレに行っているから、と、5分ほど待たされました。
受付には警備のおじさんが代わりに座っているのですが、まさにいるだけ。
やがて、トイレットペーパー片手に大柄な女性がゆっくりと現れました。
なんとも、のんびりしたものです。
400年近く前にこの地を訪れたという日本人なのです。
2週間くらいの余裕があれば遠出したいところでしたが、今回の旅では駅見学にとどめておくことにしました。
こういう輩は大体ニセ物らしいですが、そもそも葉巻もタバコも興味ゼロなので、しっかりお断りします。
彼らもしつこくないので、街歩きはまったく苦ではありません。
ハバナ到着日には、地図を見ながら歩いていたところ、鼻ピアスの小洒落た少年が、
「中国人?日本人?どこに行きたいの?」
などと楽しげに話しかけてくれました。
あるいは、道端に座っていた老人と目が合うと、笑顔で手を振って挨拶をしてくれたこともありました。
空き地で野球に興じている子どもたちの試合に足を止めれば、やはり補欠選手?の子どもが話しかけてきました。
ただ、若い女性からの
「今夜、サルサのパーティーがあるのだけど」
の艶めかしいお誘いは、裏があると予習済みでもあり笑顔でお断りした次第。
穏やかで、ゆっくりとした時間が流れるハバナの旧市街。