ANA2便ファーストクラスで、成田からワシントンD.C.に来ました。
成田空港では、ちょっとしたサプライズがありました。
ANAスイートラウンジで搭乗を待っていたとき、コンシェルジェの女性が搭乗証明書と共に、自分の名前などがデコレートされたお菓子の皿とシャンパンを持って来てくれたのです。
誕生日でも記念旅行でもありません。
しかし、搭乗手続きの際に、「お仕事ですか?」などといろいろ訊かれたので、つい「南米に遊びで1か月あまり」などと、本当のことを言ってしまったのが理由のようです。
そんなひと言を聞き逃さずに、旅立ちの思い出作りをしてくれるANAは、さすがです。
そんなわけで、気分良く搭乗することが出来ました。
そして、その「南米1か月」の情報は機内のCAさんにも伝えられたようで、搭乗直後の挨拶からそのネタでした。
顧客の情報共有がしっかりとなされているわけで、企業としてよいことだと思いました。
ウェルカムシャンパンをいただきます。
座席は8席なので、全員が窓側に座って一人で通路を挟んだ席と併せて2席を使用するパターンがベストです。
自分の座席は2A。
通路を挟んだ2Dに白人客が座っています。
CAさんが何度か最前列右側の1Kを勧めるのですが、ここでよい、と、頑なに居座ります。
ならば、と、自分が座席移動の標的にされました。
動きたくはなかったのですが、CAさんのためでもあり、移動してあげました。
かくして、内側の4席はベッドとして使われることになったのです。
自分は1Kが座席、1Gがベッドというわけです。
広々と使えるなら、よいでしょう。
シャンパンは、クリュッグ グランド・キュヴェ。
アミューズは、
帆立貝と青さ海苔の柚子胡椒風味
穴子八幡巻き
スモークサーモントラウトのムース ブロッコリー風味
ソフトドライビーフと紅芯大根のロール仕立て
です。
ワインは赤ワイン、ペタルマ・シラーズ 2013に替えました。
チーズプレートとポートワインもいただきました。
〆は、サッパリとアイスクリーム。
2時間以上かけて食事を堪能しました。
ベッド仕様になった座席に横たわるも眠れぬままに、米国の朝がやってきました。
朝食は和食を注文。
ビールも1本だけ飲みました。
着陸前、あらためて挨拶に現れたCAさんから、大きな袋を手渡されました。
中には、機内用のリラックスウェア、アメニティセット、ボールペンなどが入っていました。
長旅で使ってください、とのお言葉もいただきました。
ありがたく、頂戴しました。
今回は搭乗前からずっと、ANAの皆さんのスペシャルにやられっぱなしです。
降機後、入国審査に向かう途中、自分の名前が書かれた紙を持った地上職員を発見しました。
何事かと思いきや、乗り継ぎ便の確認とのこと。
まさに、至れり尽くせりです。
まずは出足絶好調といったところでしょうか。
旅は始まったばかりです。