ANA173便ファーストクラスでヒューストンから帰国 | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

昨日、無事に帰国しました。


いわゆる「時差ボケ」もまったくなく、きょう1日も元気に過ごすことが出来ました。


今年の夏の旅の最後は、ANA173便ファーストクラスでヒューストンから成田へのフライトでした。

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ヒューストンのラウンジ「ユナイテッドクラブ」では、乗り換え時間の大半の3時間半ほどを過ごしました。


シャワーを浴び、着替えもしてからの搭乗です。


機種はボーイング777-300ER。


座席は往路と同じ2Aです。


シート前には、手書きのメッセージカードが置かれていました。

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この画像は、帰宅後に部屋で撮影したものです。


また、自分の名前と、ファーストクラス担当の2名のCAさんのお名前部分はアナログな「加工」を施してあります。


離陸前に、リラックスウェアに着替えました。


これで、より快適なフライトを期待出来そうです。


ウェルカムドリンクは、オレンジジュースにしました。

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タイムテーブルでは、ヒューストンから成田までは14時間ちょうどという長いフライトです。


ヒューストン発が、11時20分。


成田着は、翌日の15時20分。


両都市間には14時間の時差があります。


搭乗して早々に、時計を14時間早め、日本時間にしました。


暦を越えて、日曜日の午前1時過ぎです。


したがって、食事を終えたら就寝し、いっきに日本で迎える日曜朝の少し遅めの起床、という展開にしようと企てたのでした。


ほぼ定刻通りに、ヒューストンを出発しました。


ファーストクラスの乗客は、自分も含めて2名。


前の1Aの座席と自分だけ、という状況でした。


CAさんも2名なので、実に2vs2です。


昨年夏の旅の往路、同じくANAファーストクラスで成田からシカゴに飛んだ際も乗客は2名でした。


さすがに、静寂であり、サービスしてくれるCAさんにも余裕が感じられました。

食事は、白ワインとアミューズから始めました。

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ワインは、「ハートフォード・コート・ロシアン・リヴァー・シャルドネ 2012」です。


アミューズは、


「パテ・ド・カンパーニュ」

「エリンギ茸のパルメザンチーズ風味とズッキーニのアグロドルチェ」

「スモークサーモンとゴートチーズの薔薇仕立て」

「チーズペッパーバー」


だそうです。(メニューより)

コースは、和食を選択しました。


美味しい和食なら日本発の便なのでしょうが、メニューを眺めれば和食を欲してきたのです。

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先附は、「蛍烏賊沖漬け」。


前菜は、


「帆立貝有馬煮」

「モッツァレラチーズ西京漬け」

「海老袱紗焼き」

「鴨葱照り焼き」

「山桃煮」

「菊花大根」


です。

とくれば、ドリンクは日本酒。


普段は機内で日本酒は選ばないのですが、和食にはやはり日本酒でしょう。


3種類ある酒の中ではいちばん辛口と思われる「春鹿 純米吟醸 封印酒」にしました。


それでも、普段赤ちょうちん系の店で呑む辛い純米酒からはほど遠い、上品すぎるほどの味わいでした。

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お椀は、「蟹真丈湯葉巻き」です。


次いで、お造り。


「ロブスター湯引き」

「烏賊湯引き」

「鮪の炙り」


の3種盛りでした。

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その後は、3品まとめて運ばれてきました。


炊き合わせは、「牛肉と茄子の田楽味噌」、


酢の物は、「鰻と長芋の生姜酢」、


主菜は、「鮭西京焼き」


でした。

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CAさんが気を利かせて、コース料理以外に酒の肴を勧めてくれたので、メニューの「お酒のおともに」という項目にある4品の中から「鹿児島産つけ揚げ」を選びました。

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そして、御飯です。



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この後、和食コースのデザートは羊羹なのですが、苦手な旨伝え、「アイスクリームとシャーベットの取り合わせ」に替えてもらいました。

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食後にはコーヒーとプティフールもいただき、満腹です。

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アルゼンチンやヒューストンは土曜の昼下がり、という頃ですが、日本は日曜未明から夜明けの時間帯です。


土曜の夜に呑み歩きタクシーで帰宅した朝帰りの状況を思い浮かべれば、なんとなく眠くなってきました。


通路を挟んだ隣りの座席をベッド仕様に準備してくれているので、歯磨きを済ませてから眠ることにしました。


ファーストクラス2席を占有出来るとは、かなり贅沢な状況です。


3時間あまり、眠ることが出来ました。


フルフラットのベッド仕様で、眠れないわけがありません。


ただ、何時だったか、突然機体が大きく激しく揺れたとき、カーテンの向こうのビジネスクラスキャビンから男性の「わー」という悲鳴が聞こえて来たのには驚きました。


続けて「そーりー、そーりー」と、おそらくは周囲の乗客に詫びているのであろうコトバも聞こえてきました。


それが男性ではなく女性の声であったら、自分が国会議員になった夢でもみていたのか、と思ったかもしれません。


目覚めた後、しばらくは横たわっていましたが、9時前には「ベッド」を抜け、また2Aの座席に戻りました。


二度寝をすると、夜眠れなくなって悪循環に陥る可能性があるので、起きたのです。


早速、映画『王妃の館』を鑑賞しました。


往路、成田空港で文庫本上下巻を購入した作品でもありますが、結局は旅行中に読書する余裕はないまま、帰国便搭乗となってしまった次第です。


原作の浅田次郎さんといえば、ANAのライバル会社であるJALの機内誌に毎月エッセイを掲載しているわけで、ANAはわりと大胆、あるいは太っ腹なのでしょうか?


2時間あまり、真剣に見続けました。


そうこうしているうちに、ランチの時間帯に入ってきました。


メニューを見ながら何をいただこうかとあれこれ思案し、メニューを置いた後の絶妙のタイミングに、CAさんがにこやかに現れます。


そう、ファーストクラスでは、常に緩やかな監視下にあるのです。


トイレに行って座席に戻れば、ブランケットやシートベルトは必ず整えられているのです。


こちらの思いを察して、このタイミングで現れたのでした。


和食、洋食のセットメニューもありますが、魅力的な一品料理がメニューに並んでいます。


「天丼」

「ANA オリジナルチキンカレー」

「牛すきうどん」

「クラブケーキサンドウィッチ」


など。


そんな中から選んだのは、「一風堂ラーメン コク極まる味噌『大地』」でした。

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サッポロ黒ラベルと共にいただくことにします。


今回の旅で機内でのビールは初めてですが、ラーメンといえばビール、でしょう。


ビールのおかわりも勧められますが、1本でやめておきました。


食後のデザートもいかが、という話で、お勧めと言われた「あたたかいラズベリーフィナンシェ バニラアイスクリーム添え」をいただきました。

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もちろん、コーヒーもいただきます。


楽しい時間も、残り少なくなってきました。

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今回は毎日が移動の連続、という、自分にとっては珍しい旅で、しかも長旅でした。


しかし、機内や空港での時間も楽しめたので、疲れもあまり感じません。


また、最後に快適なファーストクラスで過ごせたことで、心身共に良い状態で翌日からの日常生活にも戻れそうな、そんな気がしていました。

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定刻より30分ほど早く、15時前には成田空港に到着しました。


ブエノス・アイレスで預け、かつヒューストンで再度預けたスーツケースは、無事にターンテーブルに現れました。


思い出に浸りながら、リムジンバスで自宅近くのホテルへと向かいます。


日曜午後の首都高速道路は極めて順調で、1時間あまりで見慣れた景色が見えてきました。


17時過ぎには帰宅し、まずはシャワーを浴びました。


着替えてから向かった先は、近所の赤ちょうちんの店。


すでに友人ふたりが先に始めており、店の奥から「お帰りー」と手を振られました。


今の時代、地球の裏側でも普通にLINEでメッセージのやり取りも出来るため、この日の会合もあらかじめ約束していたのです。


そう、これが楽しき現実世界。


今年の夏休みの旅が終わった、と実感するのには、これ以上の状況はありません。


それにしても、30時間の長旅をしてきたとは思えないほど、元気!