シドニー滞在最終日の昨日は、米大リーグ(MLB)ドジャース対ダイヤモンドバックス戦を観戦しました。
米大リーグ開幕シリーズが南半球で開催されるのは、今回が初めてだそうです。
ラグビーやクリケットは盛んですが、野球はまだまだマイナーなスポーツのようで、前日の新聞では変化球の球の握り方や球筋の解説が紹介されていたほどです。
試合は13時からのデイゲーム。
11時過ぎに現地在住の友人Kと会い、早目のランチをマレーシア料理の店でとりました。
ココナッツミルクも入り香ばしいシーフード麺をいただきました。
野球場は、クリケットグラウンドを改修して造ったとのこと。
土は米国から相当量持ち込んだそうです。
シティから30分あまり歩き、到着しました。
近くの芝生の広大な公園を駐車場として使用しており、なんだかのんびりした雰囲気です。
キャップやユニフォームを着たファンで、かなりの熱気です。
Kいわく、普段は野球ファンという人物に出会う機会はないとのこと。
どこからか現れたのか、はたまた潜んでいたのでしょうか?
席はバックネット裏のかなり上の方でした。
ちなみにシルバーというカテゴリーで、1席259豪ドル。高い!
日本のプロ野球なら4、5千円くらいでしょうか?
選手は小さくしか見えませんが、全体がよく見渡せるのはいいですね。
楕円形なので、ファウルゾーンがかなり広いのに驚きです。
観客の中には、こんな人も!
試合はドジャースが7-0と大量リードで楽勝の様相だったのですが、ダイヤモンドバックスが終盤に5点を奪い、それなりに盛り上がりました。
海外でのビジネスチャンスとして今回のシドニーでの試合開催だったのでしょうが、実際に野球人気は根付くのでしょうか?
物珍しさから来たような観客も多かったようで、連れの女性に犠牲フライの説明をしている人とかもいました。
今後の野球人気につながれば、MLBの目論みは成功なのでしょうが、まだまだ開拓の余地はありそうです。
試合終了後、シティへの臨時バスが運行されていましたが、歩きました。
帰宅するKとは、セントラルステーションで別れました。
この3日間、現地コーディネーターのようになにかと世話を焼き、あちらこちらへ連れて行ってくれ、感謝です。
今年は、社会人になってちょうど20年。
新卒で入社した会社での同期だったので、Kとの付き合いも20年ということになります。
奥さんと3人の娘さんたちとの家庭を築き、オーストラリアの地で立派に生きている姿はとても頼もしく、また、羨ましくも感じられました。
次第に暗くなってくる中、自分は独り、チャイナタウンへと歩き、庶民的な食堂に入りました。
日曜日の夜、客は誰もおらず、静かです。
今回の短い旅の最後の夜、いつもは感じない独りで生きる寂しさを、ほんの少しだけ感じた気がします。
人生を想う旅も、悪くはありません。
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