訊ねてみるのは、いいことだ | プリンシペ・オリエンタルのブログ

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誰も知らない元覆面ルチャドール(プロレスラー)“プリンシペ・オリエンタル”のブログです。リングネームだったプリンシペ・オリエンタル=東洋の王子様。しかし、素顔は王子とはかけ離れた男であります。今はプロレスとはまったく関係ない毎日を送っています。

昨日は朝起きてホテルの部屋から外を見れば、雪。テレビの天気予報では予想最高気温0度と言っていました。

東京ではまもなく桜が満開ですが、青森は完全に冬です。

弘前駅前のポストには、りんごが乗っていました。
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駅構内には、巨大なモニュメント?も。
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そんな弘前を後に、黒石へ行きました。

弘南鉄道で、およそ30分。
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黒石駅前からタクシーで市内の目的地へ向かいました。

車中、温和そうな運転手さんに、青森空港までの値段を訊ねてみました。

地図を見れば黒石から青森空港までの直線距離は近く、鉄道とバスを乗り継いで弘前経由で1時間半以上かけて行くよりもはるかに楽そうだと考えたからです。

概算でおしえてくれれば十分だったのですが、その運転手さんは相当に律義なようで、懐から紙切れを取り出して、なにやらボソボソ呟き始めました。

「○○温泉からは6800円か、うん」
「△△町からでも5000円しなかったしなー」

その紙には今まで乗務した際の区間と料金の実績がメモされていたのでした。さすが、プロ。

相当の吟味の末に、5000円弱だろうという結論が言い渡されました。30分ほどで着く、というのも魅力。

目的地に着いて下車する際には、

「よかったら4000円で行きますから呼んでください」

と、好条件を提示してくれました。

こうなれば、もう乗らないわけにはいきません。

2時間ほどの仕事を済ませた後、タクシー会社に配車依頼の電話をかけます。言われた通り、先ほどの運転手さんの車番をご指名です。

ほどなくしてタクシー到着。
世間話などしながら、ちょうど30分で無事に青森空港に到着しました。

途中、メーターが3790円のところで支払い扱いとしてくれ、有料道路代の200円と合わせ4000円で済みました。

普段はあまりタクシーの世話にはなりませんが、ありがたい気がしました。
運転手さん、ありがとう。
訊ねてみて、よかった!

しかし、あらたな問題が浮上。
あまりに早く着き過ぎたため、搭乗便の出発まで4時間半近くもの時間があるのです。
最初からわかってはいたものの、4時間呑み続けるのは、さすがに楽ではなさそうです。

1本早い便は1時間40分後の出発。これに振り替えができればよいのですが、今回はJALのホームページ上から飛行機とホテルをセットにして予約したパッケージ扱い。搭乗便の振り替えはできないルールです。

しかし、物事は交渉次第。

閑散とした出発ロビーのJALカウンターに行き、JALカード片手にまさにダメもとでお姉さんに訊ねてみました。

「前の便への変更なんて、できませんよね?」

「申し訳ございません」というお決まりのフレーズを聞くことになると確信していたのですが、返事は意外でした。

「通常ですと変更できないのですが、本日は悪天候のためご変更を承っております」云々、というもの。

昨夜からの雪は今夜まで降る予報なので、欠航のリスクがあるぶん、空席があれば早めに乗せてしまえ、ということなようです。

悪天候に助けられるとは、なんとも皮肉なものです。幸い、予定通りに運航の見通しだとかで、できないはずの予約振り替えができました。

これも、こちらから訊ねたからこその結果です。

気分良く1時間あまり呑める!
ターミナル2階の和食堂に入ります。

メニューを見て、ウェイトレスさんに訊ねてみました。

「まだ昼間ですが、晩酌セットは注文できますか?」

なんとも言えない笑顔と共に、
「大丈夫ですよー」
という返事を聞くことができました。
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晩酌セットだけではもの足らず、昨夜弘前の店で呑んだ豊盃、さらには田酒もいただきました。
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あとは、雲の上で眠るだけ。



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