最近、またエジプトのニュースをよく見聞きします。
これは、今朝の東京新聞です。
前政権崩壊後も、昨年は大統領選挙前後にいろいろとありましたし、なにかと落ち着かないようです。
政治を離れ、単純に旅行的観点からすれば、エジプトは魅力ある場所だと思います。
友達の中でも、「エジプトに行きたい」と言う人は多いです。
自分が初めてエジプトを訪れたのは1996年12月でした。
当時25歳、今から16年ほど昔のことになります。
数日前のブログに載せたキリマンジャロ登山の際に、タンザニアのAMEXオフィスに依頼して発券した航空券での旅でした。
そのときの航空券のルートは、下記のようなものでした。
ダルエスサラーム→アジスアベバ→北京→東京→大阪→東京→ロンドン→カイロ→ナイロビ→ダルエスサラーム
いわゆるノーマル航空券で、生意気にもファーストクラスでした。
これは、タンザニア発着のノーマル航空券は安い、という事実から買ったわけです。
キリマンジャロの旅から帰国した後、その年の年末に東京からロンドン経由で訪れたのがエジプトでした。
ベタなラクダによるピラミッド観光。
ただ、この後、激しい下痢に襲われて、エジプトの思い出は悲惨なものへと変わりました。
凄まじい脱水症状で、トイレに行く途中で一瞬気を失って倒れたほどでした。
そんなこともあり、久しくエジプトとは無縁の生活を送っていました。
しかし、昨年、エジプト発券の航空券が安いことを知ってしまい、1年間で3回もエジプトを訪れてしまいました。
うち2回はターミナル間移動のための数時間の「入国」と、トランジットでの1泊でしたが、残る1回は、紅海でのダイビング挑戦の旅でした。
昨年のゴールデンウィークのことです。
シナイ半島のシャルムエルシェイクというリゾート地で、日本人インストラクターとのマンツーマンでPADIのオープンウォーターのライセンス取得に挑みました。
しかし、恥ずかしながら、挫折しました。
溺れかけました。
幼稚園のときから水泳をやっていたので自信はあったのですが、水上での機材脱着で、マジで溺れかけました。
そのとき、紅海で死んだら後悔するな、などというくだらないフレーズが頭をよぎりました。
ちなみに、シャルムエルシェイク自体は、およそエジプトの砂っぽいイメージとはかけ離れた素晴らしリゾート地で、こんなカンジです。
何年か前にテロで外国人観光客が犠牲になった土地でもあり、昨年訪れたときは町中にツーリストポリスが大勢いる上、ホテルへの入館でも手荷物のX線検査をするなどセキュリティーは相当厳しかったです。
いずれにせよ、1回目は下痢、2回目は溺死寸前、ということで、エジプト観光とはあまり良い縁がないのですが、魅力的な国であることは間違いありません。
旅人の立場としては、早く平穏な情勢に戻り、安心して旅ができるようになることを祈るばかりです。