こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と教えて!ChatGPTというテーマで

 

アミューズメント・パーク(1973)

(原題:THE AMUSEMENT PARK

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

教えて!ChatGPTとは

近年発展著しいAI (人工知能)。映画の中でも、人類をサポートしてくれたり、破滅させようとしたり、管理しようとしたりしたAIも、いよいよ我々にとって身近な存在へとなりつつあるよう思われます。


本シリーズでは、AIの一つであるChatGPTに映画の解説をしてもらい、解説された内容について考察してみようと思います。果たしてChatGPTの映画解説は、人間を凌駕するのでしょうか?

 

 
本作をセレクトさせて頂いた理由

 

本作は1973年に公開されたアメリカ映画。

 

と言っても本作は劇場公開された作品ではなく、教会の依頼で作られた「信者向けに作られた寓話的な映像作品」とも言うべきもの。

 

 

え?

 

つまらなそう??

 

 

とんでもない!!

 

本作を製作されたのは、あの「ゾンビ」を作った事で有名なジョージ・A・ロメロ監督ですので、本作は人間の愚かさや醜悪さをイヤというほど描いた老人の為の残酷童話の傑作なのですが、正式公開作品ではなかったためにずっとソフト化されていなかった幻の作品。

 


1973年から現在までロストしていた

故ロメロ監督の初期作品!

 

 

ですので本稿では、監督が未公開とした作品がソフト化される事の意義についてもChatGPTに尋ねてみたいと思います。

 

老人にとって老いとは何をもたらすのか?

 

 

教えて!ChatGPTさん

 

ChatGPTへの質問と回答は以下の通り。

 

質問:1973年に公開されたジョージ・A・ロメロ監督の「アミューズメント・パーク」という映画について、400文字程度で解説をお願いします。

 

 ChatGPTの解答 


「アミューズメント・パーク(原題:『The Amusement Park』)」は、1973年にジョージ・A・ロメロ監督によって制作された、アメリカの短編ホラー映画です。この作品は、長老派教会によって製作され、高齢者向けに制作された教育映画の一環として発注されたものでしたが、実際には完成後、長老派教会によって公開が拒否されました。
 

物語は、高齢者の男性が、アミューズメントパークで一日を過ごすという内容です。しかし、彼が経験する出来事は、次第に不気味で陰惨なものに変わっていきます。アミューズメントパークの様々なアトラクションで、彼は怖い体験をすることになり、やがてその結末は明かされます。
 

「アミューズメント・パーク」は、ロメロが「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」などのゾンビ映画で知られる前に制作した作品で、彼のフィルモグラフィーにおいても比較的マイナーな作品です。

しかし、この作品は、ロメロのキャリアにおいても、またホラー映画史においても重要な作品として評価されています。

高齢者が社会から排除され、孤立することに対する批判的な見方が込められており、また、ホラー映画としての独自性や、ロメロのフィルモグラフィーにおける位置づけなど、多くの点で注目される作品です。
 

あら?

 

想像していた以上に、まっとうな解説ですね😘

 

 

 

一応、私なりに添削させて頂くと以下の様になります。

 

※正しい内容は〇、やや異なっている内容は△、間違っている内容は×、観た人によって感想が異なる部分については●とさせて頂いております。

 

 ChatGPTの添削 

 

 「アミューズメント・パーク(原題:『The Amusement Park』)」は、1973年にジョージ・A・ロメロ監督によって制作された、アメリカの短編ホラー映画です。この作品は、長老派教会によって製作され、高齢者向けに制作された教育映画の一環として発注されたものでしたが、実際には完成後、長老派教会によって公開が拒否されました
 

 物語は、高齢者の男性が、アミューズメントパークで一日を過ごすという内容です。しかし、彼が経験する出来事は、次第に不気味で陰惨なものに変わっていきます。アミューズメントパークの様々なアトラクションで、彼は怖い体験をすることになり、やがてその結末は明かされます。
 

 「アミューズメント・パーク」は、ロメロが「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」などのゾンビ映画で知られる前に制作した作品で、彼のフィルモグラフィーにおいても比較的マイナーな作品です。

 しかし、この作品は、ロメロのキャリアにおいても、またホラー映画史においても重要な作品として評価されています。

 高齢者が社会から排除され、孤立することに対する批判的な見方が込められており、また、ホラー映画としての独自性や、ロメロのフィルモグラフィーにおける位置づけなど、多くの点で注目される作品です。

 

はい。

 

なんとなく想像できるのではないかと思われますが、本作はキリスト教の長老派(プロテスタント)が信者たちに向けて「老後の事をキチンと考えて準備しなさい」と説諭するような作品。

 

映画の冒頭、人気のない遊園地を歩いている老紳士が「人間は年老いるとどうなってしまうのか」について観客に向かって話し始めます。

 

老紳士は観客に向かって問いかけます。

 

 

老いると仕事も友人もなくなってしまう…

 

老いると行動は鈍くなり、若者から邪魔者扱いされるようになる…

 

老いると話しを聞いてもらえなくなる…

 

老いると社会に自分の居場所がない事に気づく事になる…

 

 

なんか、気が滅入るような話ですね。

 

ですが老紳士は「本作は、そんな現実がやがては皆さんの身に直面する事を知ってもらいたくて作りました」と語り、画面は真っ白な部屋の椅子に座っている傷だらけの老人を映し出します。

 

 

老人は絶望したような顔で泣いており、別の老人が近づいて来て「外に出ないのか?」と尋ねると、「いやだ」「外には何もないんだ」とうめき続けます。

 

 

 

埒が明かないと思った怪我をしていない老人は「外に何もないかどうかを自分で確かめてみる」と言ってドアを開けると、外は遊園地で、老人は遊園地の様々なアトラクションを体験する事にしたのです…

 

外に何があるかは自分で確かめるよ…

 

 

 

さて、果たして老人はアミューズメント・パークの中で、一体どんな体験をしたのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

食事を頼むと存在に扱われる老人。

「おい。俺は客だぞ!ぞんざいに扱うな!!」

 

 

 

【私の感想】置換によるメタファー

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作を製作されたジョージ・A・ロメロ監督が撮られたゾンビ映画の多くは、社会問題のメタファーとして作られたもの!

 

「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」は黒人への差別

 

「ゾンビ (ドーン・オブ・ザ・デッド)」は利己主義の蔓延

 

「デイ・オブ・ザ・デッド」は、軍人と科学者との無意味な利権争い

 

「ランド・オブ・デッド」は、貧富の格差

 

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」はネット配信だけに熱中している世代

 

それぞれの作品にはゾンビが登場しますが、作中で主人公の脅威となるのはゾンビではなく、敵対する人間に他ならないのです!

 

「ゾンビ」という映画では

ゾンビが蔓延している世界で

スワット隊員とTVリポーターは

ゾンビと戦わずに逃亡して

ショッピングモールで遊び暮らします。

利己主義が世界を滅ぼすのです!

 

そんなメタファーによる置換を得意とするロメロ監督が描いた本作のアミューズメント・パークは、実社会のメタファー!

 

 

不特定多数の人が自由に往来していながらも、老人たちにとって心地良い場所とは言えないアミューズメント・パークの敷地内は、若い頃のように暮らそうとしても疎外され孤立化してゆく老人たちにとっての現実社会のメタファーになっているのです。

 

老人たちを歓迎してくれる

唯一のアトラクションはリハビリ施設。

老人はコチラでお楽しみください!

 

 

そう。

 

ゾンビよりも恐ろしいのは、老人を人間扱いしないような社会システム。

 

 

幸せな老後を送りたいと願っていた老人が「いやだ」「外には何もないんだ」と泣き叫ぶような暗黒の未来を描いた本作は、教会で放映するには絶望的過ぎる作品であり、ChatGPTに書かれている公開を拒否されたというのは、ある意味当然であったと思われますし、ロメロ自身も、こんな絶望的な作品を公開したくないと思っていたのかもしれません…

 

けれど、そんな監督自身が未公開とした作品を、死後に公開するというのは許される事なのでしょうか?

 

 

 

そうだ!

 

折角ですのでChatGPTに、製作者自身が公開しない事と決めた作品を、製作者の死後に一般公開するは許される事なのかについて質問してみましょう!

 

質問:製作者自身が公開しない事と決めた作品を、製作者の死後に一般公開するは許される事だと思いますか?

 

 ChatGPTの解答 


この問題は、法律や倫理観によって異なる可能性がありますが、一般的に、製作者自身が公開しないことを決めた作品を、製作者の死後に一般公開することは、合法的である場合があります。
 

著作権法において、一般的に、著作物の権利は作者に帰属しますが、著作権は死後も一定期間継続する場合があります。

その期間中には、遺族や法定相続人などが著作物の権利を引き継ぐことができます。

そのため、遺族や法定相続人が、製作者が生前公開を決めなかった作品を一般公開することができる可能性があります。
 

ただし、これにはいくつかの条件があります。例えば、作品が著作権で保護されているかどうか、作品が製作者の意図に反して公開されることになるかどうか、遺族や法定相続人が権利を引き継ぐことができる期間が経過していないかどうかなどです。

また、一部の作品は、製作者が遺贈や寄贈などの方法で、公開することを希望している場合があります。その場合は、製作者の意図に従って、作品を公開することが望ましいでしょう。
 

このような問題については、法律や倫理観によって異なる可能性があるため、具体的な状況に合わせて判断する必要があります。

 

うん。

 

簡単にまとめると、現実社会というのは生者の意志が優先される世界であり、死者の想いは遺族によって上書きされてしまうようなので、ロメロ監督が描いているように、老化した我々の先に待っているのは、老人を人間扱いしないような社会システムなのかもしれません…

 

アミューズメント・パーク内で

暴漢に襲われても誰も助けに来ない老人。

これは老人の未来ですが

自分の作品を非公開にする権利を

一方的に奪われてしまう死者も

この老人の姿に似ているのかもしれません!

正に「死人に口なし」なのです…

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

怖いぞフロリダ!

 

というテーマで

 

吸血の群れ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい死後公開された作品
「恐怖と欲望」

 

本作は映画界の伝説的巨匠

スタンリー・キューブリック氏の

初監督作品。

映画史において重要な作品と

考えられる巨匠の処女作にも拘わらず、

本作はキューブリック監督自身が

お亡くなりになるまで、

彼自身が版権を握り、

商品化されず"封印"していた作品。

という事は作品内容に問題が?
いいえ。

問題があるどころか本作は、

キューブリック監督の諸作品の

ベースとなるような内容の、

処女作品に相応しい

習作と言って良い作品😊

けれど恐らく完璧主義の

キューブリック監督としては、

習作を自身の正式な作品として

認める事が許しがたかったのでは

ないかと思われます。

 

けれどそんな本作も

死後に遺志に反して

作品化されているのです…