こんばんは。
ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力とパーフェクトな映画たちというテーマで
パーフェクト・ルーム(2014)
(原題:THE LOFT)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
★想像力とパーフェクトな映画たちとは?
今月のテーマは、タイトルに邦題に"パーフェクト"という文字がついた作品をセレクトして、実際はどんな内容の映画なのかをご紹介されて頂く"パーフェクトの名を冠する映画"特集😆
果たしてパーフェクトの名に相応しい作品は存在するのでしょうか?
本作は2014年に公開されたアメリカのミステリー映画。
アメリカのミステリー映画はヨーロッパの作品に比べると、ストーリーや人間関係が分かりやすいのですが、本作は劇中で語られていない伏線や人間関係が多く、初見では何がどうなっているか分からず、観ていて混乱してしまう可能もある展開の作品!
冒頭、雨の中で何者かが落下死!!
とても美しいシーンなのですが謎めいていて
初見では何が起こったか分かりません
ですが、なぜこのようなテイストなのかは明白!!
本作は2008年にベルギーで作られた「ロフト. (LOFT)」という映画のリメイクであり、本作も「ロフト.」を撮られたベルギー人のエリク・ヴァン・ローイ監督の手によるものだからなのです😆
2008年のベルギー映画「ロフト. (LOFT)」
本日の「パーフェクト・ルーム」の原題も「THE LOFT」ですので、両者は同じ内容の作品である事が理解できますよね😊
ですが何故か日本の配給会社は原題の「THE LOFT(ザ・ロフト)」という名前を使用せずに「パーフェクト・ルーム」という謎タイトルにしてしまっているのです
こちらが2008年の「ロフト」の日本版ポスター
そしてコチラが本作のポスター。
同じ監督の作った同名作品に
何故か全然違うタイトルを付けるの??
尚、そんな良作のストーリーは、5人の悪友たちが共同で借りた高級マンションのロフト階で起こった殺人事件にまつわる群像劇なのです。
こちらベルギーの5悪友!
そしてコチラが本作の5悪友なのです!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば、本作の解説は以下の通り。
はい。
皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが本作は、まず女性の死体が登場し、その後に5人の男たちの過去が描かれてゆく帰納法的な手法で作られた作品。
すでに死体が登場している上に、5人の男たちは浮気をするためにロフト部屋を借りているのですから、誰が犯人でもおかしくはありません。
そう。
諺曰く、小人閑居して不善をなす!
結婚を閑居だと勘違いして不善をなすような男性諸氏には、ある日、本作のような手痛いしっぺ返しが待っているかもしれないのです…
大丈夫!妻には僕らの関係はばれてないよ!
んんんん。人生そんなに甘くなのでは?
クリスの妻の表情には鬼が宿っていますね…
私見ですがそんな本作は、夫の浮気調査をするような鋭い観察眼で5人の隠れた人格を見破ってゆくミステリー映画とであると同時に、男同士の友情というのも、当事者たちが思うほど強固なものではない事が描かれた作品ではないかと思うのですが、皆様はどう思われるでしょうか?
友人の結婚式に参加した男友達は
心から友人を祝福していると思いますか?
残念ですが友人の結婚式というは、
男たちにとって閑居の日!
小人は閑居の時に不善をなすものなのです…
という訳で次回は、
シン・パーフェクト・ストーカー
というテーマで
パーフェクト・ガイ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
★おまけ★
併せて観たい"関連作品が分からない邦題"の作品
①「サスペリアPART2」
(原題:PROFONDO ROSSO)
③「続・荒野の用心棒」
(原題:DJANGO)