こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘⑮というテーマで

 

キッスは殺しのサイン(1966)

(原題:DEADLIER THAN THE MALE)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

★発掘良品の発掘とは?

 

発掘良品とは、TSUTAYAさんによる新作・旧作、有名・無名、公開・未公開ではなく「面白い」を基準に作品をセレクトし、毎月紹介してくれている映画ファンたのための素晴らしいシリーズ。

本シリーズは、そんな発掘良品の全作品を5~6年かけてご紹介させて頂こうという超長期目標のシリーズとなっております😄

 

↑今月のラインナップの詳細はコチラ!

 

 

 

 

圧倒的ではないか、女の子たちは!

 

本作は1969年に公開されたスパイ映画!!

 

60年代のスパイ映画の代表と言えば007シリーズですが、初期の007シリーズと言えば、彼に敵対する組織から派遣された女殺し屋たちのカッコよさが話題に成りました😆

 

↑「007/サンダーボール作戦」に登場する

 女殺し屋はミサイル攻撃!!

 

↑「ゴールドフィンガー」のプッシー・ガロアは

 航空機のパイロットであり武術も達人!!

 

 

本作は、そんな007の流れを受け継いだような作品ですが、登場する女殺し屋の攻撃方法は007シリーズよりも過激で、ターゲットとなった男性たちは、様々な方法で惨殺されてしまうのです!!

 

↑映画の冒頭、「007/ドクター・ノオ」の海岸シーンみたいに

 水着姿で登場した女殺し屋たちは…

 

あっという間に標的を抹殺!!

 彼女たちは、エクストリームな暗殺者なのです!

 

↑なお、こちらが「ドクター・ノオ」のシーンです😊

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

ジミー・サングスターの原作を彼自身とデイヴィッド・オスボーン、それにリズ・チャールズ・ウィリアムスが共同で脚色し、ラルフ・トーマスが監督したアクション。

撮影はアーネスト・スチュワード、音楽はマルコム・ロックヤーが担当。

出演はリチャード・ジョンソン、「オスカー(1966)」のエルケ・ソマー、「イスタンブール(1966)」のシルヴァ・コシナほかナイジェル・グリーン、スザンナ・リーなど。

製作はベティ・E・ボックス。

 

 

 

…作品の内容に関する解説が全然ありませんね汗汗

 

 

ですので、ネタバレしない程度に解説を加えさせて頂くと、本作に登場するエックマンとペネロープは凄腕の暗殺者!

 

彼女たちは、組織に所属している殺し屋ですが、ターゲットの殺害方法は彼女たちに一任されているらしく、多彩な技で次々とターゲットを抹殺して行きます!

 

 

映画の冒頭、キャビンアテンダントに変装したエックマンは、大手石油会社ケラーの社長を、飛行中の自家用ジェックの中で暗殺しただけでなく、自分が脱出する際に爆弾を仕掛けて、乗組員たちも爆殺!!

 

↑社長の好みの葉巻の中に爆薬を仕込み…

 

↑ニッコリ笑って始末するエックマン!

 

↑その後、40秒で爆発する爆弾をセットして

 パラシュートで脱出して、搭乗員全員は爆死!!

 

 

その後、降下した海域で待機していたペネロープと合流したエックマンは、先ほどのシーンで、海岸で録音テープの分析をしていたウィンガードという男を銛で射殺してしまうのです!

 

↑水着の綺麗な女の子が海からゆやって来た!

 と喜んでいたウィンガードでしたが

 問答無用で銛で撃ち殺されてしまいます。

 

 

ウィンガードを射殺した直後に海に潜って逃走した2人を目撃した人はいませんし、飛行機を爆破した犯人なんてわかる訳もありませんが、ウィンガードを雇っていたフェニシアンという石油会社から依頼を受けた敏腕保険調査員のヒュー・ドラモンドは、石油関係の2人の人間が相次いで死亡している事を不審に思い調査を開始したのです!

 

↑「実は殺されたウィンガードには

 ケラーの石油会社を調べさせいたんだ」

 「なんだか怪しい事件ですね。早速調査します」

 

 

 

さて、果たしてヒュー・ドラモントは、エックマンとペネロープたちの計画の全容を解明する事ができるのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑ウィンガードが調べていた録音テープは

 彼女たちに持ちされてましたが

 ちぎれたテープが少しだけ残っていました!

 

 果たしてテープに事件解決のヒントは

 残されているのでしょうか?

 

 

 

【私の感想】 ハニートラップの教科書として…

 

皆様がご覧になる楽しみを奪わないよう、これ以上詳細を書く事は差し控えさせて頂きますが、本作で描かれているのは、女性が本気になった時、男性より遥かに優れた諜報員になれるという事実!!

 

美しいエックマンとペネロープは、出会った瞬間、ターゲットの男性たちをメロメロにしてしまう必殺の笑顔で、男たちに恋心を抱かせ、あっという間に篭絡してしまうのです!

 

↑「あ…ごめんなさいあせるあせる

 「い、いえ大丈夫っすよ!」

 はい。篭絡完了!!

 

 

そんな本作は、主人公のヒュー・ドラモントよりも、彼女たちの千変万化が魅力的な作品!!

 

たとえ邪悪な人間だと分かっていても、彼女たちが画面に登場すると、たとえどんな残虐な殺人を行っていたとしても、なんとなく許せてしまうのです😅

 

 

 

そう。

 

女性の天衣無縫の笑顔というのは、この世で最強の武器の一つ!!

 

 

政治家や実業家などの多くが、ハニー・トラップに引っかかってしまうのは、自分に向かってニッコリ笑ってくれる彼女たちを見ると、きっと自分を愛してくれているんだと、悲しい勘違いをしてしまうからなのだと思います…

 

↑強面の男性に拘束されれば絶望ですが

 2人の美女に拘束されてると、男性は

 「ひょっとすると冗談かも?」

 という悲しい期待を抱いてしまうのです😂

 

 

私見ですが本作は、政治家や企業経営者や、政府関係者にとって一度は観て頂いて、ハニートラップとは、こういう感じで実行される打と知って頂くには、最良の素材でないかと思うのですが、皆様はどう思われますでしょうか?

 

↑「もし良かったら、ドラモントさんに

  お渡し頂けますでしょうか😊」

 対女性にも効果抜群の美女の微笑み攻撃!

 

↑なおドラモントは、美女からの誘いを

 律する事ができる男だったのです!

 これがハニートラップのリスクヘッジだ!!

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

死者の心知らず

というテーマで

 

不時着

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

★おまけ★

併せて観たい発掘良品!
「モナリザ」

 

本作はナット・キング・コールという歌手が歌った「モナリザ」という歌の歌詞を意識して作られた作品。

 

ギャングの下っ端のジョージは、ボスの身代わりてなって長い間刑務所で服役していた間に妻に離婚されてしまい戻る家も仕事もありませんあせるあせる

 

そんなジョージのためにギャングが当てがった仕事は、ギャングが囲っている高級娼婦のシモーヌの運転手!

 

 

美女と野獣のようなコンビとなった二人は、最初はいがみ合ってばかりでしたが、まるでモナリザのような美しさのシモーヌが、行方不明となった同僚の娼婦を必死で探ているのを知り、ジョージは彼女のために探偵のような活動をするようになるのです。

ナット・キング・コールの歌詞と併せて観て頂けると、魅力が倍増する作品だと思います😉