こんばんは。
ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力とあの映画というテーマで
赤い手帳(2011)
(原題:POUPOUPIDOU)
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
“あ”の映画をランダムで紹介する事で、知らなかった“あ”の映画と出会ってみよう!という本シリーズも本日で最後!!
できるだけタイプの異なる“あ”の映画をセレクトしてみたのですが、いかがでしたでしょうか?
ラストは、あのマリリン・モンローの「愛されたいのに(I Wanna Be Loved By You)」という歌で有名な“ププッピドゥ”という歌詞が原題の“あ”の映画です😘
↑「愛されたいのに」はマリリン・モンローが
「お熱いのがお好き」で歌っていた有名な曲!!
↑本作は、そんなポポッピドゥ!な
マリリン・モンローにオマージュを捧げた
心温まるミステリー映画なのです!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑死体安置所にいる所を見つかって
お説教されるルソー。
これは小説じゃないんですよ。ルソーさん!
キャンディスは、地元のチーズのCMで人気だった陽気で好感度のありそうな女優。
↑TVで観るキャンディスは陽気で可愛い子!!
ですがそんな陽気なキャンディスにも、苦悩や挫折はありました!
自分の肉体にばかり目を向けて来る男性たち!
↑やっぱキャンディスはセクシーな役じゃなきゃね~!
結婚した嫉妬深い男性とのすれ違による離婚!!
↑おめぇ、俺以外の前でも裸になるんだろ
精神的に追い詰められた末の薬物摂取!!!
↑彼女は精神科医である私の患者でした…
あれ?
これらの事って、生前のマリリン・モンローが味わっていた苦悩や挫折と同じものでは…
はい。
本作は、地方の小さな村で死んでいたキャンディスの事を描きながら、同時にマリリン・モンローの心の苦悩について思いを馳せられるように作られている入れ子構造のミステリー映画!!
マリリンの死の真相は未だ謎に包まれているのですが、本作は、人々に愛される俳優になろうと必死に足掻いていたマリリンの想いを理解し、慰撫するような内容となっているのです😘
↑村人の前で一人卓球をするキャンディス!
↑このシーンはマリリンの「荒馬と女」のオマージュ!
この作品がマリリン・モンローの遺作となるのです…
という事は本作は、あくまでもキャンディス=マリリン・モンローの映画であって、事件を追うルソーは狂言回しのような役でしかないの?
いいえ。
本作をラストまで観て頂けると、キャンディスの死の真相を追っていた人気下降気味の作家だったルソーは、彼女の生きていた時の行動を知って、自分自身の生き方を変え、彼女のように困難があっても前向きに行けるような人間となって行くのです!
そう。
人間とは、他者の心の気高さを受け継いでいく前に進んで行く事ができる素晴らしい生物!
そんなルソーの素敵な出会いを追体験できる本作は、人生で一度は観ておいて損はない作品ではないかと思います!!
↑生きている間は、出会えなかった2人ですが、
この事件を通して、キャンディスの魂は
ルソーの心の中で継承されてゆくのです…
という訳で次回は本シリーズはおしまい!
一か月の間お付き合い下さり、本当にありがとうございました😄
次回からは、また新シリーズを始められればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑ちょっとだけ予告編!さて何の映画でしょう😊