こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
 

本日も想像力と発掘良品の発掘⑫というテーマで

 

摩天楼ブルース 

(原題:DEFIANCE)

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ブルースではなくロック魂の映画!

 

本日の作品の原題は“反抗”を意味する「DEFIANCE」

 

邦題のブルースは反抗の歌ではなく、孤独感や悲しみを表現する歌ですので、かなり意味合いが違っています汗

 

↑発掘良品に「アウトローブルース」という作品がありますが

 このタイトル刑務所に収監されている囚人が歌った曲名

 囚人の歌う“孤独感や悲しみの歌”の映画です😊

 

 

ですので本作の内容はどちらかとうとロックンロール!

 

反抗と言えばロックです!!

 

 

 

本作はロックな魂を持つアイルランド青年が、悪党たちに支配さていたNYのロウワー・イーストサイドで、弱者のために立ち上がる熱血映画なのです😄

 

↑80年代の荒廃したNYは危険がいっぱい!!

 

 

 

アバウトなストーリー 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

ロウアー・イーストサイドの薄汚れた町バロー・ストリートを舞台に、仮寝の宿で停泊した1人の船乗りが、恋人、友人を得て町を荒らすチンピラたちに立ち向う姿を描く。

製作総指揮はロバート・J・ワンシュ、製作はウィリアム・S・ギルモアとジェリー・ブラックハイマー、監督は「ローリング・サンダー」のジョン・フリン。トーマス・マイケル・ドネリーとマーク・チューリンの原作をトーマス・マイケルが脚色。
…以下は、スタッフ&キャストの情報なので略させて頂きました。
ロウアー・イーストサイドの薄汚れた町バロー・ストリート!!
 
 
今ではNY人気ブランド、ケイトスペードのバックのネーミングにも使用されているバーロウ・ストリートが!?
 
↑ケイト・スペードのバローストリート ミニアナベル!お洒落😘
 

↑NYの人気スポット「ダンボ」周辺にあるバローストリート!

 
 

 

はい。

 

本作が作られた1979年のNYのロウアー・イーストは、荒廃てスラム化した犯罪多発都市!!

 

↑本作の舞台となるロウアー・イーストサイド・エリア

 

 

主人公のトミー・ギャンブルは、アイルランド人の船乗りでしたが、乗船していた船で一等航海士と争いごとを起こして、6か月船員免許をはく奪されてしまった男。

 

↑一等航海士はボコボコですが、トミーは無傷で大勝利!

 ただし、船からは放り出されてしまいましたあせる

 

 

船員の仕事しかやった事のないトミーは一刻も早く船に乗りたいと願い出ますが、免許がない以上、組合加入の船には乗船する事ができず、トミーは仕事がみつかるまでの間、NYのロウアー・イーストサイドのボロボロのアパートで暮らす事になってしまいます。

 

↑殺風景な部屋にゲンナリするトミー「早く船に乗りたいぜ…」

 

 

ですがトミーの住む街は、ソウルという名のプエルトリコ人不良グループが仕切っており、彼等の行動を冷ややかな目で見つめるトミーに対して、事あるごとに攻撃を仕掛けて来るようになったのです!

 

↑個性豊かな80年代ファッションのソウルのメンバー!

 

 

さて、喧嘩になれば一歩も引かない無頼漢のトミーと、街中から怖れられている暴力集団のソウルとの関係は、一体どうなってしまうのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑街に来た初日からソウルに目を付けられるトミー!

 これは血の雨が降る予感ですあせるあせる

 

 

 

不屈のアイルランド魂! 

 

街を支配しているソウルのメンバーが行って来た事は、住人たちを精神的に屈服させる事!

 

彼等は住人たち顔を見られても何とも思わず、堂々と悪の限りを尽くしますが、復讐を怖れた住人たちは、誰も彼らと戦おうとしないため、ソウルのメンバーは我が物顔で街を支配する事ができていたのです!

 

↑スーパーで堂々と万引き!

 

↑協会主催のビンゴ大会に乱入し金銭強奪!!

 

 

 

残念な事ですが抗う者がいないのであれば暴力が勝利するのが世の常なのです…

 

↑奪い放題、盗み放題、いじめ放題のソウルたち!!

 

 

 

では、そんなソウルの悪行三昧に、トミーは敢然と立ち向かったの?

 

 

 

いいえ。

 

トミーにとってロウアー・イーストサイドは、船の仕事が見つかればすぐに立ち去ってしまう町!

 

 

 

ですので彼は当初、どんなにソウルに暴力を振るわれてもあえて抵抗しません。

 

理由は、すぐに街から立ち去ってしまう自分が戦って勝利しても、彼が去ってしまえば、街はまたソウルに支配されるだけだから!

 

 

 

黙々と与えられた仕事をこなし、あまり多くを語らず、酒を楽しむアイルランド人トミーは、ヒーローごっこをする気も、他人のいざこざに首を突っ込向きもさらさらありませんでした…

 

↑街を出ていく俺が口をはさむ事じゃない…

 

 

 

ですがこの状況が変われば、トミーの行動も変わります!

 

なにかと親切にしてくれたワコという老人が、ソウルのメンバーに殺された事を知ったトミーは、船乗りとして生きるの辞め、ロウアー・イーストサイドで生きてゆく事を決意ます!

 

 

 

 

そう。

 

アイルランド人は、長年イングランドに支配されながらも、自分たちのアイデンティティ守り続けてきたいざという時には一歩も引かない不屈の精神の持ち主

 

そんなアイルランド魂が色濃く流れてるトミーが主役の本作は、まるで任侠映画のような展開となってゆくのです😄

 

↑守ると決めたら死んでも守るアイルランド魂!!

 そんな本作のテイストはブルースではなくロックです!

 ちなみに摩天楼も出てこないので、もし邦題にするから

 「イーストサイドのアイルランド・ロック」ではどうでしょう?

 

 

 

 

 

という訳で次回はいよいよ本シリーズの最終回。

 

長い間お付き合い下さり、本当にありがとうございました😄😄😄

 

 

最後は

 

お帰りなさい

ソルジャー・ボーイ

 

というテーマで

 

ソルジャー・ボーイ

 

という映画をご紹介させて頂ければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします😊

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛