こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力としりとり映画旅というテーマで

 

トースト
幸せになるためのレシピ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ポスターとコピーに騙されるな!

 

本作のポスターは、海外版も日本版も、なんだか楽しそうな雰囲気!

 

↑みんなで楽しくパイを食べる映画?

 

 

さらに、邦題のサブタイトルの「~幸せになるためのレシピ~」という言葉からは「ジュリー&ジュリア」「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」などのような、頑張る料理人が美味しいメニューで人々をハッピーにする映画をイメージをされるのではないかと思いますが…

 

↑料理が生み出す幸福感が伝わって来る

 「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」!

 

 

けれど本作は、自分の作った料理を、家族にことごとく否定されてゆく青年が主人公の、実話をベースにした残酷物語なのです!!

 

↑本作の料理シーンは、こんな感じなのです…汗

 

 

 

アバウトなストーリー

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

イギリスを代表するシェフ兼フードライターのナイジェル・スレイターの実話を、ヘレナ・ボナム=カーター、フレディー・ハイモア共演で映画化。料理に興味を持つようになったナイジェルは、母親が他界後、家政婦の作るレモン・パイに衝撃を受ける。【スタッフ&キャスト】監督:S・J・クラークソン 原作:ナイジェル・スレイター 出演:ヘレナ・ボナム=カーター/フレディー・ハイモア

 

…家政婦の作るレモン・パイに衝撃を受ける?

 

 

う~ん。

 

確かに主人公のナイジェルは、母が亡くなった後に父親が雇ったポッター夫人の作るレモンパイに衝撃を受けたかもしれませんが、それ以上に重要なポイントは、母が死ぬまで料理に何の興味も持っていなかった父親が、家政婦の料理をべた褒めする態度の急変に対してだったのです!

 

 

 

ナイジェルは幼い頃から、美味しい料理に興味津々の少年!

 

↑スーパーに行くだけで心はワクワク!

 

けれどナイジェルの母は、超が付くくらいの料理オンチ!!

 

↑未開封の缶をそのまま茹でる母!!!

 

 

そんな母が唯一できる料理はトーストだけ。

 

けれどパンとバターのハーモニーが大好きだったナイジェルは、母親と一緒に食べるパンだけでも、とても幸せ感じていたのです😄

 

↑これはこれで幸せラブラブラブラブラブラブ

 

 

けれど、病弱だった母が亡くなった後、父親が色目を使い始めたのは、掃除と料理が得意な人妻のポッター夫人。

 

↑意味深な動作で父を誘惑するポッター夫人。

 

↑お父さんは、ポッター夫人にメロメロですあせる

 

 

ポッター夫人にのめり込んでゆく父親に嫌悪感を感じていたナイジェルですが、父親は、ナイジェルの気持ちなど一切考慮せず、遂には、駆け落ち同然に街から逃亡し、ナイジェルの意向を一切無視して、ポッター夫人と再婚してしまったのです!!

 

↑ナイジェルを一切無視するラブラブな二人!

 

 

さて、大好きだった母を全く顧みない父親と、料理は上手いけれど心ないポッター夫人と、暮らなければならなくなったナイジェルは、一体どうな青年に成長したのでしょうか?

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑同居を拒否したナイジェルを裏で恫喝するポッター夫人。

 あんたが私を受け入れないなら、いじめ倒してやる!

 

 

 

艱難汝を玉にす

 

…この内容のどこが幸せになるためのレシピなのでしょうか汗

 

 

ナイジェルにとって不幸だったのは、父親がナイジェルの人格を一切認めようとしない、子供を育てる資質に欠ける人間だった事!

 

たとえ母がトーストしか作れなくても、ナイジェルのために愛情を注いでくれた食卓は、彼にとって幸せな空間でしたが、自分の好みを強制するだけの父親との食事は、辛いだけの思い出。

 

↑自分の好みの料理を強制する父との食事は辛い思い出。

 

 

けれどそんな父親が心から喜んでいたのは、ポッター夫人の作ったレモンパイ!

 

 

ですのでナイジェルは、家政婦の作るレモン・パイに衝撃を受けたのではなく、ポッター夫人のようなケーキが作れるようになれば、父と楽しい食事ができるのではと考えるようになっていったのです!

 

↑ナイジェルが母の作ったパンで幸せになれたなら…

 

↑ポッター夫人と同じケーキが作れたら、ボクを愛してくれるかな…

 

 

 

…泣けますねあせるあせる

 

子供は親を選べない以上、親がどんなに無関心だったとしても、喜んでくれる何かがるのなら、一縷の望みを託してでも、その希望に賭けようとするもの。

 

 

そして、その想いが結果として、ナイジェルを料理人の道へと進ませたのだとしたら…

 

↑高校で、男性で唯一料理の授業を選択したナイジェル

 

 

 

そう。

 

艱難汝を玉にす。

 

 

 

ナイジェルは、ポッター夫人に父の愛を奪われ、理解者のない孤独な青春時代を過ごした事で、料理人として大成してゆくのです😊

 

↑映画のラストでナイジェルがたどり着いたのは

 イギリスの名レストランSAVOYの厨房!

 幸せになるためのレシピは、映画の後に生まれるのです!

 

 

 

 

という訳で次回は

 

トースト

幸せになるためのレシピの「ぴ」

 

というテーマで

 

ピンチグリフ グランプリ

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

合格備考:これまでの「しりとり」が…

 

① リータ:バトル・エンジェル → 「る」

② ビー・スパークス → 「す」

③ ガラムルディの魔女 → 「じょ」

④ ジョジョ・ラビット → 「と」

⑤ ースト  幸せになるためのレシピ → 「ぴ」

 

となっておりますので、以降使えない最初の文字は…

 「あ」、「じょ」、「す」、「ぴ」、「る」、「ん」の(6文字)です😄

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おまけ合格

 

①選外となってしまった「と」の映画(その1)
「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」

理由:「THE MOVIE」の扱いに迷ったためあせる

 

 

②選外となってしまった「と」の映画(その2)
「トップ・シークレット」

理由:大好きな映画ですが…「と」が続いてしまいあせる

 

 

③選外となってしまった「と」の映画(その3)
「トマホーク ガンマンvs食人族」

理由:あまりにもエクストリームな展開なので!

    果たして本作を紹介できる日は来るのでしょうか汗