こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊
本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで
愛と哀しみのボレロ
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
本作はフランスの映画で、原題は「LES UNS ET LES AUTRES」。
これは「こちらとあちら」とか「一方と他方」とか「お互いに」という意味の言葉で、邦題の「愛と哀しみのボレロ」とは、かなり違うニュアンスが違います!
けれどタイトル以上に違っているは、ポスターの雰囲気!
↑こちらが日本公開時のポスター。
日本版のポスターが、3人の女性が主人公の大河ドラマみたいな雰囲気なのに対して、フランス版は、ものすごく沢山の人の顔写真の下に、高速で動いているカメラマンのような人が!!
はい。
ここが本日のポイント😊
本作はやや難解な作品なのですが、描かれている内容を理解するためには、このポスターに描かれているカメラを持った人の事を知っておく必要があるのです!
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。
うん!
この解説は素晴らしいですね😊
ポスターに描かれていたのは、この映画を作られたクロード・ルルーシュ監督!
本作ははじめから終わりまで、クロード・ルルーシュ監督が人生の全てを注ぎこんだような超絶技巧の映像で作られた作品なのです😄
豪華絢爛な舞台はもちろん!
↑パリのキャバレエ“フォリー・ベルジェール”でのロケ!!
↑たった数分の映像なのに、このクオリティ!
臨場感あふれる戦場シーン!
↑高射砲に陣取ってマーケットガーデン作戦の映像!
あの…ここって危なくないんですか
迫力のボクシングシーン!
↑実際に試合をさせているところを激写!!!
狭いロシアのアパートの階段を駆け上がるシーンは…
↑あれ?アパートの階段って狭いですよね
↑こ、これは命懸け!!!!
そして圧巻は、クライマックスで描かれるパリのエッフェル塔とシャイヨ宮で同時に撮影されたボレロのダンスシーン!
↑パリを一望できるシャイヨ宮ではボレロのダンスが!
↑けれど、アカペラはエッフェル塔の中階から!!
かなり距離のあるライブ撮影です!
…いかがですか?
こここまで撮影に凝った作品って、めったに出会えないと思います。
↑パリの街での群衆撮影も敢行!!
↑もっと撮影風景をご覧になりたい方は、フランス版の予告編をどうぞ😆
…で、一体どんなストーリーなの?
それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。
↑本作に登場した人々は、ボレロを観ながら何を想うのでしょう…
と言っても、全く説明をしないのも不親切だと思いますので、少しだけ説明を加えさせて頂くと、キネマ旬報さんの解説にある通り、本作はヘルベルト・フォン・カラヤン、グレン・ミラー、ルドルフ・ヌレエフ、エディット・ピアフという4人の実在したミュージシャンたちの人生が交錯しながら、第二次世界大戦を経て現代へと通じてゆく群像劇。
彼らは、ロシア、アメリカ、ドイツ、フランスで、それぞれの音楽活動を通じて時代の渦の中に巻き込まれ、喜怒哀楽の人生を送っていきます。
彼らは直接交わる事はありませんでしたが、それぞれが奏でる音楽は、人類の歴史を少しずつ色鮮やかなものにしていきます。
そう。
本作はラヴェルのボレロのように、様々な音が少しずつ加わって感動的なオーケストラが完成してゆくような、人の作る歴史のダイナミズムを描いた作品!
彼らが奏でた人生が、どのうな音楽へと結実していったのかが描かれるラストのボレロは、涙なしには観れない感慨深いシーンだと思います…
↑ダンスを踊るのは、バレリーナのジョルジュ・ドン!
舞踊音楽だったボレロを完成させた彼の踊りも必見なのです!
という訳で次回は
グランド・セフト・オート?
というテーマで
バニシングIN TURBO
という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ