こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
第八弾
というテーマで
フォロー・ミー
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
家庭内孤独
本日の作品は、1972年の映画ですが
内容は、現代に通じる
家庭内における夫婦間の危機を描いた
問題提起型のストーリー!
ただし、単に問題を提起しているだけでなく
この問題に関して
どすれば解決できるかも示している
夫婦間の危機を救うキッカケとなるかもしれない
素敵な映画なのです
(*´∇`*)
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
人間が本来最も大切にすべき
心あたたまる人と人とのふれあいを、
ロンドンの街を背景に描く。
製作はハル・B・ウォリス、
監督は「オリバー!」のキャロル・リード。
ピーター・シェーファーが書いた
一幕物の芝居の台本を彼自身が脚本化した。
おお。
心あたたまる人と人とのふれあいの映画!
こう書かれていると
ハートフルな恋愛ドラマのようですが
本作の主人公て゜ある会計士のチャールズは
顧客の節税対策に対して
妻を持てば控除が貰えて節税になるので
結婚する事を勧めるタイプ。
という事は、彼自身は打算で結婚したの?
いいえ。
ロンドンで事務所を構える
お堅い会計士のチャールズでしたが
結婚に関しては一目ぼれ!
母親や親族などから、同じ家柄の娘との結婚を
勧められていたチャールズですが
彼は愛のない結婚を嫌い、
街で偶然出会ったアメリカ出身のベリンダという
陽気なドジっ子に恋をして
周囲の反対を押し切って結婚したのでした!
↑世界を旅してきたベリンダは
ロンドンの文化を何も知らないヒッピー娘ですが
陽気さを気に入ったチャールズは
周囲の反対を押し切って、彼女と結婚したのです!
… … …
(-"-;A
だとしたらどうしてチャールズは
クライアントに向かって
結婚とは節税対策みたいなものだと
言い放っていたの?
それは、結婚後チャールズとベリンダの関係に
すきま風が吹いていたから。
イギリスの風習に馴染もうとしないベリンダに
チャールズは文句を言い続け
ベリンダの顔からは笑顔が消えてしまい
いつしか、チャールズが日中に家に電話をかけても
不在な事が多くなっていたのです。
…もしかしてベリンダは不倫を
不安なったチャールズは探偵社を訪れ
ベリンダに内緒で
彼女を尾行して行動を調べるよう依頼しますが
彼女を尾行調査した
探偵のクリストフォルーという男の口からは
チャールズの予想とは全く異なった
ベリンダの不思議な行動が明らかになったのです!
さて、ベリンダは一体何をして
日中を過ごしていたのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑全身白ずくめで、常にカバンからマカロンを出して食べている
陽気な探偵のクリストフォルー!
…こんな目立つ格好で、探偵稼業が務まるのでしょうか!?
幸福とは、相手を幸せにする事
本作では、最初から最後まで
チャールズはイライラして不満そうな表情!
恐らく彼にとってベリンダとの結婚は
予想していたものとは違っていたのだと思われます。
↑舌鋒鋭く不満をぶちまけるチャールズ。
恐らくですがチャールズの理想は
マイ・フェア・レディのヒギンズ教授ように
無学なベリンダに、自分の知識を教え込む事によって
上流階級にふさわしい女性へと
変身させたいというもの。
↑こんな下品な花売り娘も、
俺が指導してしゃべり方をマスターさせれば
上流階級の淑女みたい!!
というのがマイ・フェア・レディのストーリーです。
…けれど、それってベリンダにとって
幸せな事なのでしょうか?
確かにチャールズとベリンダが仲良くなれたのは
ロンドンについて何も知らない彼女に
チャールズが色々と教えてあげた事が発端でしたが
ベリンダがチャールズを好きになったのは
色々教えてくれるからではなく
二人が一緒にいる時間がとても楽しかったから!
↑美術の事を何も知らないベリンダに
絵の見方を教えるチャールズは、とても親切でした…
そう。
夫婦の幸福とは
一方がもう一方の人格を支配するのではなく
一緒にいて楽しくなるように
お互いの理解を深めていく日々を送る事!
結婚後、一方的に人格を否定されたベリンダは
異国の地で傷つき、孤独を感じて
夢遊病者のようにロンドンをさ迷っていたのです!
これは可哀そうですね
では、どうすれば
彼女に笑顔が戻るのでしょうか?
それはもちろん、相互に分かり合え
お互いが幸せになれる人間と一緒に過ごす事!
ベリンダは、陽気なクリストフォルーと出会い
お互い笑いかける事で
かつての幸せだった頃の笑顔を取り戻します。
だから、残っているのはチャールズだけ!
果たして彼は、ベリンダを笑顔にするために
彼女を理解する事ができるのか?
本作は、現代の夫婦間にも起こり得る
笑顔をなくした関係を修復するための方法が描かれた
信頼関係の特効薬のような作品なのです…
↑人は、相手を幸福にさせてこそ幸せになれるのです!
という訳で次回は
スタローンとジュブナイル
と言うテーマで
オーバー・ザ・トップ
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①夫に支配される女性の辛さが描かれた
②相手を笑顔にする事で相手と自分が
幸せになっていく発掘良品の映画に興味がある方へ…
③ベリンダ役のミア・ファローが
年齢不詳の女性を演じた映画に興味がある方へ…
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