こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
発掘良品の発掘
というテーマで
ふたりにクギづけ
という映画をご紹介したいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
あなたに夢中?
本作の原題は
STUCK ON YOU
STUCK ON YOUというのは
あなたに夢中という意味で使われますが
この場合のSTUCKには
あなたに(ベッタリと張り付きたいくらい)夢中
というニュアンスのようです。
↑「あなたに夢中」という意味で有名なのは
エルヴィス・プレスリーの「STUCK ON YOU」という曲です
おなじみのナンバーですね(*´∇`*)
けれど本作の場合は
(ペタッと張り付きたいくらい)というのが
比喩的な表現ではなく
本当に体が張り付いている
結合双生児の事を指しているのです!
↑主人公は結合双生児!
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
結合双生児の絆を描いた
ハートウォーミング・コメディ。
監督・製作・脚本は
「愛しのローズマリー」の
ボビー&ピーター・ファレリー。
…結合性双生児のコメディ?
( ̄_ ̄ i)
はい。
本作の主人公の結合性双生児は
ウォルトとボブ!
↑ウォルト(右)とボブ(左)。
彼らは生まれた時から
腰がくっついた状態で生まれてきた双子。
二人はとても仲良しなのですが
性格は正反対!
何事にも積極的で社交的なウォルトは
演劇が大好きで
やがては俳優になりたいと夢見ていますが
あがり症で人見知りのボブは
地元のハンバーガー屋さんでの仕事が大好き!
↑パテやトマトを乗せるのはボブ!
ケチャップとマスタードをかけるのはウォルト!
双子ならではのコンビネーションでお店は大繁盛
ヽ(=´▽`=)ノ
二人の方向性は
かなり違っていますね…
けれど、夢をあきらめたくないウォレットは
3か月限定でハリウッドに行き
俳優のオーディションを受けてみたいと
ボブに頼み込みます。
ウォレットに対して常に優しいボブは
彼の夢を叶えるために
ハリウッド行きを承諾する事にしますが
体がくっついている以上
もしウォレットが俳優になってしまったら
あがり症ボブも一緒に
出演しなくてはならない事になりますよね
↑ハリウッドで会ったメリル・ストリープにも
応援してもらえるウォレットは、役者としては有望株!
…でも、ボブはどうしたらいいの
さて、そんな二人のハリウッドの滞在記は
一体どんな結果になるのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑ボブがハリウッドに行きを決めたもう一つの理由は
長年文通していた女の子が住んでいる町だったから!
でも、シャイなボブは
手紙では結合性双生児だと説明してませんでした
さぁ、彼女にどうやって説明しよう
みんな普通の人なんだよ!
と、ここまでの解説を読まれた方の中には
障害をお持ちの方を
ギャグのネタにするなんて
許せない!
とお怒りになるもいらっしゃるかもしれませんが
本作を監督されている
ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリーの兄弟は
常に、体に障害のある方を積極的に
映画に登場させてきた監督。
↑ファレリー兄弟の出世作である
「メリーに首ったけ」でも、障害のある方は登場します。
ファレリー兄弟の哲学は
障害のある方は
社会において普通に生活しているのに
どうしてハリウッド映画には
彼らが画面の中に映っていないのか?
というもの。
だから彼らの作品に登場する
体に障害を持つ方々は
普通の人と同じように生活し、ギャグを行い
楽しく暮らしているのです!
↑どや!俺たちの投球を見切れるか!
そう。
ファレリー兄弟の作品では
障害がある方を隠す事も、美化する事もせず
普通の人物して扱っているのです!
↑あっ。彼女と秘密のお話?
大丈夫。俺は今、音楽に聞き入っているから!
そんなファレリー兄弟の優しい想いは
登場する人々にも伝わり
彼らの作品のエンディングの多くは
登場人物が、みんなが仲良く撮影している
とても幸せそうな映像が流れ
その映像を観ている私たちの心の中にも
優しい気持ちが流れ込んでいくのです
(*´∇`*)
↑ウォレットとボブは、普通の兄弟と同じように
愛すべき存在なのです!
という訳で次回は
痛みを知る
というテーマで
縞模様のパジャマの少年
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①ファレリー兄弟の他の作品に
興味がある方へ…(その1)
②ファレリー兄弟の他の作品に
興味がある方へ…(その2)
③ファレリー兄弟監督作品で
発掘良品でラインナップしてもらいたい映画に
興味がある方へ…
↑「バクテリア・ウォーズ」
監督がファレリー兄弟!声優がビル・マーレイ!
なのに日本では未公開でDVDも未発売
アニメ大国のなのであれば
他国のアニメにも、もっと関心を持たたれては?
TSUTAYAさん、是非!