本日は

「愛しのローズマリー」


という作品を通して

想像力と
浅薄な感情

というテーマについて

考えてみたいと思います。






正論なのに
素直に信じることが
できない言葉

というものあります。





例①

正しいことは良い事だ




…異論はありませんね。






正論なのですが

人は、つい

正義ではなく
悪の道を選んでしまう


場合もあります。






例②

勤勉さこそが成功の道だ





…そうです。分っています





正論なのですが

人はつい

安易な道を選んでしまう

かもしれません。






正論だから
その通りに行動する

という程


人間は
素直ではない

のかもしれません


(>_<)






本日の

「愛しのローズマリー」


そんな

正論を疑ってしまう
浅はかな感情

の映画です。






原題は

「SHALLOW HAL」






SHALLOW

浅薄(浅はか)

という意味ですので

「浅はかハルくん」

というタイトルです

(^^)







当然

主人公の名前はハル。


↑ハルを演じるのはジャック・ブラック。

ちょっと太めなコメディ俳優です(^^)







彼は面食いな男です。






理由は、

お父さんが死の際で

いい女を捕まえないと
一生損をする

という遺言を残してしまったから。






と言ってもこれは

痛み止めのモルヒネのために

朦朧とした意識で言った

妄言

なのですが、

純粋な子供だったハルは

しっかりと心に刻み

最高の美女としか
付き合わない


心に硬く誓ってしまったのです。






けれどハル自身は

背が低くて、かなりメタボ!


↑少なくとも
「モデル体系」
ではありませんね(-_-;)







当然

狙った女性からは

無視られ続けます。








( ̄_ ̄ i)
まぁ、仕方ないですね






そんなハルですが

ある日

自己啓発セミナーの

カウンセラーと知り合いになります。






女性の外見に

注文ばかりするハルに対して

カウンセラーは

恋愛が上手く行くようにと

ある暗示をかけてくれます。






どんな暗示?






それは

心の内側が美しい女性が
ハルの目には
とびきりの美人に見える

という暗示です。






…いい暗示ですね


ヾ(@°▽°@)ノ






そして出会ったのが

超美人の
ローズマリー

だったのです!


↑彼女がローズマリー(ハルの目線)

演じているのはグウィネス・パルトロー。
文句無しの美人です(^^)






ハルは猛アタック。





その結果

ちょっと内気で

引っ込み思案だった

ローズマリーと

付き合うことに成功するのです!



↑お付き合い大成功\(^▽^)/
良かったねハル







ハルはウキウキです!






けれど実は…

ローズマリーは

体重が130kgを超える

超巨漢だったのです!







…でも


問題ないですよね

(*´∇`*)






だってハルの目には

ローズマリーは

絶世の美女に見えるのですし

性格もとっても良いのですから

困ることは何もないのです。



ハルの目のローズマリー


実際のローズマリー







けれど

ハルの友達は

超巨漢の女性にぞっこんのハルが

頭がおかしくなった!

と思ってしまい

なんと

ハルの暗示を解いてしまうのです!






…ん?





でも

やっぱり

問題ないですよね

(^^)






だって


人は外見より心


っていう正論があるでしょ?

(例③)






だったら

問題ないはずです。







たとえ真実の外見が違っても

心の中は元のまま

ですから

今までどおり愛してあげれば

良いはずなのですが…






さてハルは一体

どんな態度を

取ってしまうのでしょう?






それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。




↑あまりの体重差にカヌーが!

でもハルは、全然問題にしていなかった
ハズでしたか…






この映画はハルの体験を通して

観ている私たち自身に
問いかけてきます。






あなた自身だって

暗示が解ける前の彼女の方が

良かったんじゃないの?

と…


↑ちなみに
どちらのローズマリーも
演じているのはグウィネス・パルトロー!

皆さんは、どちらでもOKですか?
(・_・;)








そしてそんな

正論を
都合よく捻じ曲げてしまう
私たち浅薄な心



映画のラストで

木っ端微塵になります。






この映画は

人は外見より心

という正論を

これ以上ないくらい

私たちの心に
刻みつけてくれる

良質な作品だと思います。





外見ってそんなに大事?



という問いは

心の美しさの
素晴らしさ


が分らない限り

きっと

正論だと
分ってはいるけど…


という

浅薄な感情に
翻弄されてしまうもの

なのです。




↑こんな彼女だったら
こんなコトだって
許しちゃうんですよね

人は…



ではまた(*^ー^)ノ