こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
ざんねんなタイトル

 

というテーマで
 

変態島
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。





はてなマーク 愚者のタイトル はてなマーク


本作の原題は
VINYAN




…そんな言葉、存在しませんあせる

(-"-;A





けれど、この疑問は劇中で
 

本題は、タイ語のวิญญาณという言葉を


アルファベット表記したもので

 

ウィンヤーンと読む言葉だと判明します!





という事は
 

ウィンヤーン=変態

 

という意味でしょうか?





いいえ。
 

全くちがいます!




この邦題は、映画の内容を理解せず
 

可能な限り知性を下げて作品の雰囲気を表現した
 

愚者のタイトルなのです!


↑名付けた方が愚者なのか…

このタイトルで観る方が愚者なのか…





カチンコ アバウトなストーリー カチンコ

 

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
 
本作の解説は以下の通り

 

 

『変態村』のスタッフが、

エマニュエル・ベアールを主演に迎えて贈る

エロティックサイコスリラー

 

幼い息子を失ったポール夫妻は、

ある日島の風景を映したTVの映像に

息子によく似た子供を発見する。

 

早速その小さな島へ向かったふたりだったが…。

 

 

 

 

おおっ!

 

 

 

本作を作った方は

 

変態村という映画を撮っているの?

 

 

 

 

 

だったら、次の作品が

 

変態島と名付けられても仕方ないですね。

 

 

 

 

 

けれど前作の邦題「変態村」も

 

日本で勝手につけた酷いタイトル!

 

↑原題は受難を意味するCALVAIREですが…

 

↑日本でのタイトルは勝手に変態村!

…失礼にも程があります汗

 

 

 

 

ですので上記の解説は最初の一行も含め

 

青色の線の部分は

 

あまり正確とは言えないような気がいたします。

 

 

 

 

 

本作の主人公はボールとジャンヌの夫婦。

 

 

 

 

 

 

 

 

半年前にタイで起こった津波に飲み込まれ

 

息子のジョシュアを失った二人は

 

心の傷が癒されず、タイに留まっていました。

 

 

 

 

 

 

そんなある日ジャンヌは

 

友人が慈善事業の広報のために撮影した

 

タイの離島の貧困地帯の映像に

 

愛するジョシュアが映っているのを発見し

 

大喜びしてポールに向かって

 

この島に行って息子を探したいと告げますが

 

ポールの目には、どうしても

 

映っていたのがジョシュアに見えなかったのです…

 

↑いや…ジョシュアは映ってないよ。

 

 

 

 

 

けれど、心優しいポールは

 

ジョシュアを失って悲しむジャンヌのために

 

ブローカーに頼んで船に乗せてもらい

 

ジョシュアを探すための旅に出るのですが

 

その旅で待っていたのは

 

理性を超えてジョシュアの生存を信じ続ける

 

ジャンヌの妄執だったのです!

 

↑映像に映っていた子供はジョシュアよ!

波に攫われた時

あの子と同じ赤い服を着ていたわ!

 

 

 

 

 

 

さて、島に向かった二人は

 

ジョシュアに再会できたのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑よし。君の気が済むまでジョシュア探しを続けよう!

 

 

 

 

 

カチンコ วิญญาณの意味するもの カチンコ

 

 

原題のVINYANである

 

วิญญาณという言葉の意味するものは

 

人の霊魂の事。

 

 

 

 

タイの信仰では

 

死ぬことによって肉体から離れた霊魂は

 

異常な死や突然死の場合

 

悪霊と化し、近親者に厄をもたらすと

 

考えられているようです。

 

↑二人が向かった島で灯篭飛ばしをしていましたが

これは楽しいイベントではなく

死者を弔って、悪霊化しなよう魂を鎮める行為です。

 

出典:ピー信仰(weikipedia)より

 

 

 

 

 

灯篭飛ばしを勧められたジャンヌですが

 

彼女は、ジョシュアのための灯篭飛ばしを拒否します。

 

↑ジョシュアのためには、飛ばせないわ…

 

 

 

 

その理由はもちろん

 

ジョシュアの死を受け入れないから!

 

 

 

 

 

けれど、キチンと弔わないのなら

 

ジョシュアは悪霊となって

 

近親者に厄をもたらしてしまうのでは…汗

 

 

 

 

 

はい。

 

これが本作で描かれているテーマ!

 

 

 

 

 

 

最愛の子供を失ってしまった母親は

 

たとえ近親者に災厄が訪れても

 

子供の死を認めて次のステップへと進む事なんて

 

絶対にできないのです!

 

↑はい。もう子供の事は忘れましょ!

灯篭と一緒にさようなら~なんて事はできないのです。

 

 

 

 

 

本作のファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督は

 

深い愛ゆえに破滅していく人間の業を描き続ける

 

愛の哲学者のような方!

 

 

 

 

 

だからこそ本作は

 

愛する子供と死別した母親の悲しみの深さを

 

映像化した作品であり

 

そんな経験をされた方を変態呼ばわりするのは

 

慎むべき行為ではないかと思います。

 

↑映画のラストは、災厄に巻き込まれていく

ジャンヌとポールが描かれますが

二人は対照的な結末を迎える事になります。

 

 

 

 

男はきっと、愛する子供の死も

 

論理的に乗り越え、次に進もうとする生物。

 

 

 

 

 

けれど、子供への深い愛を抱く母親は

 

たとえ災厄にあったとしても

 

最愛の子供の魂がいるのなら嬉しいのです…

 

↑ああ。そこにいるのねラブラブ

 

 

 

 

 

…さて、皆様はこんな邦題のつけ方を

 どう思われますか?

 

↑たとえ悪霊に囲まれようと、私は幸福です…

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

変態繋がり?

 

というテーマで

 

変態愛 インセクト

 

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

合格おまけ合格

 

 

①ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の変態村に

興味がある方へ…

 

音譜変態村の回はコチラ音譜

 

 

 

 

②ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の地獄愛に
興味がある方へ…

 

音譜地獄愛の回はコチラ音譜

 

 

 

 

③母親が子供の喪失した時の悲しみに

興味がある方へ…

 

音譜虹蛇と眠る女の回はコチラ音譜

 

 

 

 

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