こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ざんねんなタイトル
というテーマで
沈黙シリーズ第3弾
暴走特急
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
続編なのに第3弾
本作の原題は
UNDER SIEGE 2
(包囲された状態下で2)
ええっ。
( ̄Д ̄;;;
邦題に沈黙シリーズ第3弾って
書いてあるのに2?
↑公開時のポスターには沈黙シリーズ第3弾と
書いてあります!
これって、どういう事なのでしょう?
はい…
本作をセレクトさせて頂いた理由は
安易な邦題によって生まれる
日本の映画ファンだけが被る不利益について
ご説明したかったからなのです…
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作のストーリーは以下の通り
スティーブン・セガール主演の
パニックアクション。
ロッキー山脈を走る列車を
乗っ取ったテロ集団は、
レーザー砲搭載の人工衛星を掌握し、
ペンタゴンと原子炉を標的にする。
なるほど!
これはかなりシンプルに
本作の内容を解説した文章ですね!
けれど、 シンプル過ぎて
どんな話か分からない気がするので
もう少し補足させて頂きます。
なぜ、ロッキー山脈を走る列車を
テロ集団が乗っ取ったのか?
それはCIAが極秘裏に開発した
人工衛星兵器グレイザー1号を乗っ取って
自由に稼働させるため!
この計画の首謀者のデインは
かつてCIAの技術者で
グレイザー1号の開発を担当していましたが
考え方がエキセントリックなため
CIAをクビになり行方不明となっていた男!
↑情緒不安定な感じのデイン。
デインは、自分を捨てたCIAへの復讐と
金儲けをするために
グレイザー1号を乗っ取ることにしたのです!
グレイザー1号を乗っ取るためにデインは
衛星を操作するために必要な
秘密のコードを知っている2人のCIA職員が
一緒に列車旅行をする事を突き止め
列車を乗っ取って2人を拉致し
拷問してコードを聞き出してしまいます!
↑秘密コードを知る二人は恋人。
だからこそ、一緒に拉致されてしまいます!
↑恋人が目の前でこんな拷問をされていたら
誰だって暗号を教えますよね…
グレイザー1号に搭載された兵器は
地球上のどこでも
大規模な地震を発生させる事ができる
という凶悪な兵器!
デインは衛星を乗っ取った後に
CIAに連絡して
地震兵器を使ってペンタゴンを破壊すると
通告してきたのです!
↑お前ら、俺をクビにした代償は高くつくぜ!
パニックに陥るCIAですが
休暇を取っていた2人の職員の行先は
誰にも知らせていなかった為
どこから衛星をコントロールしているか分からず
手詰まりとなってしまいます!
↑グレイザー1号の場所さえ見失ったCIA。
う~ん。
これでは、打つ手なしですね!
ところが奇跡が起こります!
なのとテロリストがジャックした列車には
かつて戦艦ミズーリを
テロリストから奪還したケイシー・ライバックが
偶然、同乗していたのです!
↑死んだ兄の葬儀に参列するため
兄の娘のサラと列車に乗っていたライバック!
さて、テロリストに制圧された列車で
無敵のライバックは
一体どんな活躍をす見せてくれるのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑姪っ子の相手は苦手だが
テロリストの相手なら大得意だぜ!
ライバック無双
本作はUNDER SIEGE 2という原題通り
UNDER SIEGEで大活躍した
ネイビーシールズの英雄
ケーシー・ライバックのシリーズ第二弾!
↑ピンチにならない男、ライバック!
ですので本作でも
ライバックは、少しもピンチになることなく
テロリストに占拠された列車で
大暴れして、悪党を全滅させるだけでなく
見事クレイザー1号の
ペンタゴン攻撃も阻止する事に成功します!
↑まるで無双系ゲームのように
全くピンチにならない爽快アクション映画です
\(^▽^)/
ライバックが無敵と分かっていても
前回よりも多彩な敵や
スリリングな時間との勝負や大爆破など
見どころ満載な本作は
良質な娯楽映画と言えると思います!
↑テロリストは逃走のために
列車を対向列車にぶつけ破壊する事を決定!
大変だ!事件を阻止しても
人質になっているケーシーの命が危ない!!
けれど、一体どうして
ケーシー・ライバックの続編の本作が
シリーズ第三弾なのでしょう?
それは、ライバックとは何の関係もない
セガールの別作品に
シリーズ第二弾と名付けてしまったから!
↑スティーブン・セガールが自身で監督した草品
「ON DEADLY GROUND」に
日本では勝手に、シリーズ第二弾として宣伝!
ですので結果として本作は
ケーシー・ライバックの第二弾としては
公開する事ができなくなりますが
既に、スティーブン・セガール=沈黙シリーズと
観客に刷り込んでしまったので
今更、沈黙という名を付けない訳にもいかず
沈黙シリーズ第3弾/暴走特急
という苦しいネーミングで公開したと思われます。
↑「沈黙の戦艦」の原題は「UNDER SIEGE」なので
↑本作が「UNDER SIEGE2」というのは
何の問題もありませんが…
↑日本では、前作の原題を無視して
「沈黙の戦艦」というタイトルにしてしまったため
列車が舞台の本作は
「沈黙の戦艦2」にもできなったのです…
原題の意図を無視した邦題にしたために
観客を混乱させた本作の後も
日本では全く懲りる事なくセガール作品の多くが
沈黙シリーズとして
シリーズでないものを紹介し続けています。
↑TV映画のイライジャ・ケインというシリーズも
沈黙シリーズとして発売!
でもよく観ると小さい文字で
「TRUE JUSTICE: PART1」という記述も…
これでは観客は混乱しますよね。
…さて、皆様はこんな邦題のつけ方を
どう思われますか?
と言う訳で次回は
シリーズでない邦題
というテーマで
死霊のえじき
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①本作は逆パターンで
勝手にシリーズのような邦題した映画に
興味がある方へ…
②ライバックの姪のサラを演じた
キャサリン・ハイグルの注目された作品に
興味がある方へ…
③世界崩壊後の暴走特急に
興味がある方へ…
暴走特急 [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [DVD]
1,000円
Amazon |