こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
恋に恋する恋人たち

 

というテーマで
 

恋はしないより、
したほうがマシ

 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






恋はしないより、
したほうがマシ!




このタイトルから皆さんは
 

どんな作品をイメージされますか?




【観る前の私のイメージ】


う~ん。
 

 

結論がしたほうがマシという事ですから
 

ハッピーエンドのラブストーリー?





…いいえ



本作は完膚なきまでの
 

男性失恋映画!






けれど、本作のような作品こそ
 

本物の恋愛映画かもしれないのです。






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
失恋していく男性の
心の中の心理を
小話として映像化した
映画だから







本作に登場するカップルは
 

画家志望のバーテンダーのサニーと
 

作家志望の端役俳優シドニー。






どちらもまだ夢がかなっていない

 

クリエイター志望の二人ですが
 

ひょんなキッカケで付き合う事になりました

 

↑きっかけはお互いに犬好きだったからラブラブ






と言っても二人は

 

恋愛を経験してきた大人の男女。





すでに何度も失恋してきた二人は
 

今度の恋こそ大切にしようと
 

相手の事を大切に扱うのですが…

 





二人の関係が親密になればなるほど

シドニーはちょっとした事で
 

サニーと衝突するようになっていくのです。



↑チッ!なんだよサニーむかっ






二人の関係は小さなトラブルの積み重ねで


徐々に険悪なものになっていきます。






真実か挑戦かのゲームで
 

彼女の過去の性体験を告白させた男は
 

自分の想像を超えた彼女の体験に
 

ショックを受けてしまいますが
 

それは言いたがらなかった彼女に

 

無理矢理告発させたもの。


↑お互い秘密はなしにしようぜ!

と言っておきながら

秘密を知ったら、それに怒るシドニー。





忘れたがっている過去を告発させて
 

その答えにショックを受けて
 

彼女の過去を攻め始めるというのは
 

どういう了見の狭なのでしょう?






けれど、シドニーの行動こそ

 

恋愛における男性のナイーブな本音!
 

 

 

 

 

 

秘密を知りたいと思う心理の裏には

 

その答えの範疇が

 

自分の理想の彼女であって欲しいという

 

身勝手な願望が隠れているのです。

 

 

推薦理由②

男性にとって恋人は

自分に相応しい

恋愛経験であって欲しい

 

↑今は、あなたを愛しているのよラブラブ

ほ~ん(で、過去のヤツとはどうだったの?)。

 

 

 

 

 

その上、サニーの絵が評価され始め

 

個展が開かれる事が決まると

 

ますますシドニーの機嫌は悪くなり

 

彼女を応援してくれる画廊のオーナーを

 

スケベジジイと罵るようになります。

 

↑こんなジジイに色目を使って

個展を開くなんてむかっ

 

 

 

 

はい。

 

 

 

 

これは男性が恋愛でよく陥る

 

自分より成功しつつあるパートナーへの

 

嫉妬ですよね。

 

↑個展の開催を知って喜ぶサニーを見ている

シドニーの顔は超陰鬱に…

 

 

 

 

 

 

さて、そんな二人の大切な恋愛は

 

一体どんな結末を迎えるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑二人がお互いを大切しているのは本当!

シドニーは、心からサニーを愛しているのですが…

 

 

 

 

 

作家志望のシドニーは

 

彼女に対して感じた違和感を

 

小説の小噺として書きとめており

 

それは、映像化されて

 

本作に挿入されていきます。

 

↑突然挿入される老人の男女の恋愛話。

男女のお付き合いには

建て前が大切か?本音で話すのが大切か?

 

 

 

 

 

 

それぞれの小噺は

 

男性視点で描かれた女性の身勝手さ!

 

↑もし愛する女性にフラれたら

男性の内的なトラウマはなかなか治らない。

でも、こんな美女を処方してくれる医師がいるのなら

男性の心は傷も治るんだけどね…

 

 

 

 

 

そんな妄想を描いている限り

 

シドニーはレニーに対し

 

理想を押し付け続ける事になるのです。

 

 

推薦理由③

男性の理想的な女性とは

脳内にしか存在しない

 

↑自分の元カノに偶然出会った後

詮索したそうなレニーに不機嫌になるシドニー。

 

自分は彼女に告白させたくせに…

 

 

 

 

 

レニーは順調に成功し

 

それに伴ってシドニーのレニーへの攻撃は

 

激しさを増していきます。

 

↑俺を差し置いて個展なんて開きやがって!

あんなジジイに色目を使いやがって!

俺より先に成功しやがって!!

 

 

 

 

 

本作の原題は

 

BABY, BABY, BABY

(ベイビー、ベイビー、ベイビー)

 

 

 

 

 

これは、

 

どんなタイトルからでも話が作れる

 

と自慢していたシドニーに

 

レニーが出したお題。

 

↑じゃあ、ベイビー、ベイビー、ベイビーという

お話を作ってみてラブラブ

 

 

 

 

 

 

けれど、その時シドニーは

 

ベイビー、ベイビー、ベイビーの話は作れません。

 

 

 

 

 

 

彼が作れたのは

 

レニーが、そのタイトルで

ボクに話を作って欲しがっていた

 

という過去の思い出を

 

形にする事が精いっぱいだったのです。

 

↑僕には、そんな事を行ってくれた

彼女がいたんだよ…

 

 

 

 

 

では、なぜ本作のタイトルは

 

恋はしないより、したほうがマシなのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは、手ひどい失恋だったとしても

 

良い思い出は残るから!

 

↑好きだった想いは本物です。

 

 

 

 

 

そして、そんな良い思い出は

 

確実に次のステップへの足掛かりに

 

なっていくものなのです

 

ヽ(=´▽`=)ノ

 

 

 

 

 

と言う訳で

 

想像力と恋に恋する恋人たちシリーズは

 

本日でおしまい!

 

 

 

 

 

長い間お付き合い下さり

 

ほんとうにありがとうございました

 

\(^▽^)/

 

 

 

 

次回からは、また新シリーズを

始められればと思っておりますので


どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑本作は1月にご紹介させて頂いた

四畳半神話大系という作品に少し似ています。

 

自分勝手な恋愛観で

どんな人生を選択しても幸せになれない主人公が

最後に気づくのが

好機は目の前に転がっているという

シンプルな真理。

 

けれど、その事が理解できるには

幾度もの手痛い失恋が必要だったのです…

 

音譜四畳半神話体系の回はコチラ音譜