こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も
 

想像力と
恋に恋する恋人たち

 

というテーマで
 

恋の7つの副作用
 

 

という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






恋の7つの副作用!


このタイトルから皆さんは
 

どんな作品をイメージされますか?





【観る前の私のイメージ】

これはどう考えても
 

恋に堕ちた時に起こる

 

7つの副作用を描いた映画ですよね
 

ヽ(=´▽`=)ノ




いいえ!






なんと本作には
 

7つの副作用が登場しないのです!





このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。


推薦理由①
超低予算で作られた
医療業界における
MRの問題点を告発した
映画だから






本作の主人公は
 

カーリーという女の子。


↑元気で陽気なカーリー。





彼女は医薬情報担当者という仕事に
 

就く事にします。





医薬情報担当者?
 

(・_・;)

 

 

という事はカーリーは
 

薬学や医療の勉強をしてきたの?





いいえ。





彼女は医療知識なんてありません。





けれど、そんな彼女でも
 

医師に薬を売り込むことができれば
 

多額の報奨金がもらえちゃう!
 

 

 

 

それが医薬情報担当者(通称MR)の
 

お仕事だったのです!!


↑え?そんだけ??

 

 





本作はそんなアメリカの
 

MR業界の内情を告発した作品。






何の知識もないカーリーは
 

MR担当になった瞬間に車を与えられ
 

簡単な講習を受けた後は
 

医療機関にセールスに行かされます。






何も知らないのに
 

一体どうやってセールスするの?






それは、担当の医者と親しくなり
 

君のところの薬を使うよ!
 

と言ってもらえるようにする事。


↑カーリー!君の会社の薬を使うよラブラブ

やったあ!お仕事成功!!





薬を売り込むためにカーリーは
 

ノベルティグッズを配ったり
 

昼食をプレゼントしたり
 

女の魅力を振りまいたりして
 

必死で医者にモーションをかけますが
 

同業他社もやる事は同じですから
 

目覚ましい結果なんて出る訳ありません。


↑ああ、先約のライバルがこんなに汗




売上至上主義のMRの世界に
 

とことん嫌気がさしたカーリーは
 

6か月後に退職する事を決意し
 

それまでの間は、セオリー通りではなく
 

好きなように仕事をする事にします。

 

↑この業界にはウンザリ!

 

 

 

 

 

彼女はノベルティや接待をやめ

 

本音で自社製品の事を語り始めます。

 

↑うちの薬と他者の薬の違い?

別にありませ~ん。

 

 

 

 

けれど自社製品のマイナスポイントを

 

包み隠さず話すカーリーは

 

医師たちに信用されるようになります。

 

 

 

 

 

 

嬉しくなったカーリーは

 

医師たちの期待に応えるために

 

自分から薬の勉強はじめ

 

気がつけば地区でNo1の売り上げを

 

叩きだすようになるのです

 

\(^▽^)/

 

 

推薦理由②

好きこそものの上手なれ!

 

↑新製品の販売研修中も

自分のペースで話すカーリーは

他のMRとは一線を画した魅力を発揮!!

 

自信ある女性は強いのです

(*´∇`*)

 

 

 

 

会社側も、急に成績を伸ばした

 

カーリーに大注目!!

 

 

 

 

 

他者に引き抜かれないようにと

 

給料をアップさせるだげなく

 

カーリーに高級車をプレゼント!!

 

↑今日からはBMWがあなたの車よラブラブ

 

 

 

 

 

そして、好待遇に浮かれたカーリーは

 

業界を退職する決意が揺らいでいくのです…

 

↑なんか…辞めなくてもいいんじゃないかな。

 

 

 

 

さて、トップMRとなったカーリーは

 

果たしてどんな決断を下すのでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑気がつけば私、サクセスしているのラブラブ

 

 

 

 

 

本作のオープニングは

 

背広を着ていたカーリーが

 

服を引きちぎって泣きわめいています!

 

↑いきなり、こんなシーンで始まる映画。

 

 

 

 

 

けれどこれは、彼女が

 

MRとして成功した後の出来事!!

 

 

 

 

 

 

カーリーはお金や成功を得た事で

 

大切なものを失いそうになっていたのです!

 

 

 

 

 

失いそうになっていたものは

 

批判的精神!

 

 

 

 

 

製薬会社を批判して

 

医師たち信用されたカーリーは

 

気がつけば製薬会社の中に取り込まれ

 

売上至上主義となっていたのです!

 

 

推薦理由③

一度信用された人間は

簡単に人を騙す事ができる

 

↑嘘のない私流のセールスは

BMWや給料の魅力に負けちゃったの?

 

 

 

 

 

MRの高額なリターンは

 

もちろん販売した薬の売り上げによるもの。

 

 

 

 

 

だからこそ製薬会社は

 

薬を販売するMRにも

 

不都合な真実は伝えないもの。

 

 

 

 

 

自分が販売していた薬の

 

臨床試験をしていたにも関わらず

 

不都合な結果を報告したために

 

臨床医を外されてしまった医師と出会い

 

彼女は全てを知るのです!

 

 

 

 

 

私たちMRの豪華な生活は

 

どんな危険な薬でも売り込める力を持った

 

代償だったのだという事に…

 

↑最優秀MRに選ばれたカーリー。

けれど彼女の販売した薬は

安全なものではなかったのでした…

 

 

 

 

と、こんな展開の本作は

 

恋愛映画ではなく

 

大資本の医薬業界へ喧嘩を売った

 

告発系の映画。

 

 

 

 

ですので原題も

 

SIDE EFFECTS

(副作用)

 

というショッキングなもの。

 

↑SIDE EFFECTSで画像を検索すると

怖い写真がいっぱい!!

 

 

 

 

けれど、アメリカと制度が異なる日本では

 

MRのお仕事の仕方も違いますし

 

そもそも、深刻な映画は

 

日本ではあまりヒットなさそうです。

 

 

 

 

 

ですので、副作用という言葉に

 

恋という字をプラス!

 

 

 

 

 

そして、仕事を辞めようと思った時の

 

カーリーの生活で起きた事を

 

ムリヤリいくつかつなげて

 

恋の7つの副作用という

 

ヘンテコなタイトルとなった本作は

 

恋愛映画好きには不評で

 

シリアスな映画が好きな人には気づかれない

 

不幸な作品となってしまいました

 

↑驚くほど内容とかけ離れた日本語タイトルと

DVDのカバー!

 

 

 

 

 

 

何でもかんでも

 

恋と着けとけばいいという考え方は

 

MRの人たちの仕事と同じだと思うのですが

 

皆さんはいかが思いますでしょうか?

 

↑本作はグレイト・アナトミーにも出演している

キャサリン・ハイグルが

主演だけでなく製作総指揮を買って出た

渾身の告発作品。

 

みんなに観てもらえるようにと

こんなサービスショットも披露しているのですが

日本では変なタイトルが災いしてしまい

観るべき人に注目される事なく

ラブロマンスの棚に並べられているのです…

 

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

嘘のない世界

 

というテーマで

 

ウソから始まる

恋と仕事の成功術

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑ちなみに主演のキャサリン・ハイグルは

このシリーズでご紹介させて頂いた

「恋人はパパ/ひと夏の恋」の主演女優さん!

 

けれど、どちらの作品にも

原題には「恋」なんてついていないのです…

 

 

音譜「恋人はパパ/ひと夏の恋」の回はコチラ音譜