こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/
 

 

 

 

 

 

本日も
 

想像力と

まさかの続編
 

というテーマで
 

真夜中のパリで

ヒャッハー!
 

 

という映画を
 

解説させて頂ければと思います。





海外の作品を観る時に
 

注意しなくてはいけないのが
 

原題は何と言うタイトルなのか?
 

と言う事。






とても不思議なことなのですが
 

日本の配給会社は
 

原題のままだと

日本の観客は理解できない
という上から目線

 

とか
 

俺たちがつけた邦題の方が

センスがいい!
という根拠のない自信

 

などがあるようで

 

海外作品に、原題と関係ない邦題をつけて

 

公開する事がよくあります。


↑変な邦題の例①

ヘプバーンの「HOW TO STEAL A MILLION」

(100ドルを盗む方法)




↑邦題が「おしゃれ泥棒」。

まぁ、ギリギリ許せる付け方ですね…






私個人としては


タイトルだって作品の一部なので
 

勝手に変なタイトルをつけるのであれば
 

せめて原題も表記してもらいたいと
 

切に願っています。


↑変な邦題の例②

原題は「GRAVITY」なのに

邦題は「ゼロ・グラビティ」

 

けれどチラシには原題表記があるので

まだ許せます。



↑変な邦題の例③

「アーノルド・シュワルツェネッガーのゴリラ」は

背景にGORILLAという原題らしき文字がありますが…



↑本当のタイトルは「RAW DEAL」(不当な扱い)

 

…邦題が、不当な扱いですね。







本日の作品の邦題は
 

真夜中のパリでヒャッハー!


↑こちらが日本版ポスター。原題表記なし!




…ちょっと人に言うのも躊躇してしまう

 

センスのないタイトルですね。

 







きっと、原題もヒドイんじゃないかと
 

チェックしてみると…


↑BABYSITTING
(ベビーシッティング=子守)





… … …

(-"-;A



一体どうして

 

こんな酷いタイトルにしたのでしょう?





それは日本ならではの
 

バカバカしい事情があったからなのです!






このシリーズで
 

本作品を選ばせて頂いた理由は3つ。



推薦理由①
続編を変な邦題で

先に公開してしまったため
辻褄合わせのため
こんな邦題になってしまった

映画だから





本作は実は
 

日本で公開されなかった作品。






けれど何故か続編は
 

劇場公開しようと考えたようなのですが
 

続編の原題は

 

BABYSITTING2


↑どこが子守りの映画?という感じの

BABYSITTING 2





ちなみに子守の話の映画は前作!

 

(つまり本日の作品)


↑初対面の生意気な社長の息子の

ベビーシッターをする事になってしまった

気の弱い青年のとんでもない一夜のお話です。






本国フランスでは

 

大ヒットしたBABYSITTINGの続編

 

と言う意味でつけられた
 

BABYSITTING2というタイトルですが
 

日本では最初の作品を公開していない以上
 

2もベビーシッティングも使えません。






だから…

なんか、それらしい邦題を
考えなきゃならなくなってしまった!

 

という事らしいのです。







BABYSITTING2は、前回の登場人物が

 

ブラジルに旅する映画。


↑前作に登場したトンデモない仲間たちが再集結!

という映画なのです





えっと…

 

 

 

 

観客は、登場人物を知らないので

 

どう説明するか…






おお!


フランスからブラジルはかなり遠く!

 

 

 


という事は、主人公たちは

 

世界の果てに行くという事ですよね。





そして、世界の果てと言えば

世界の果てまで〇〇〇Q!

 

…とかいう人気TV番組がありますね!





という感じでタイトルには
 

世界の果てまで〇〇〇!


という感じで決まったのではと思います。

 




でも、このままじゃあ丸パクリですね。

( ̄_ ̄ i)





だから恐らく
 

映画の内容がぶっ飛んでいる
 

というポイントで
 

ぶっ飛んでいる=

林家ペー子、パー子さん
 

 

だからお二人に広報してもらう事にして
 

パー子さんの持ちネタの
 

ハッハー

 

をちょっと変えて
 

世界の果てでヒャッハー!
 

というタイトルが決定したのではないかと
 

想像するのです。

(これは、あくまで私の推理です)






けれど2作目を公開してみると
 

日本でも好評だったため

 

急遽、1作目も公開する事を決定!






けれど今度は前作の
 

世界の果てでヒャッハーという名前が
 

原題のBABYSITTINGを邪魔するカタチとなり

 

結果的には映画の内容が
 

パリの一夜のトンデモない出来事なので
 

真夜中のパリで
 

という文言をつけ
 

前回同様ヒャッハーで締めて
 

真夜中のパリでヒャッハー!
 

という珍妙なタイトルになってしまったのだと
 

想像するのです。

 

 

 

推薦理由②

変な邦題にした場合

最低でも

名前の由来については

観客にキチンと説明するのが

誠意ではないか?

 

↑「無敵のヒャッハー・アドベンチャーがやって来る」

という意味不明のコピー。

ヒャッハーなんて劇中一言も言いませんが…

 

 

 

 

ちなみにストーリーは

 

マンガ出版社に勤めている

 

気の弱いマンガ家志望の青年フランクが

 

社長に自分の描いた作品を見てもらう約束で

 

反抗的な社長の息子の子守りで

 

社長の家に一晩過ごす事になるというお話。

 

 

 

 

 

 

ただし、その日はフランクの誕生日。

 

 

 

 

 

 

だからフランクの悪友二人が

 

サプライズ・パーティーを企画して

 

社長の家までやって来てしまうのです!

 

↑ゲッ!社長の家まであいつら来ちゃったよ!

 

 

 

 

 

さて、子守りと誕生日パーティーは

 

一体どうなってしまうのでしょう?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑皆さんの想像を超えた

メチャクチャだけど楽しくて

ちょっと感動的な一夜の始まりです!

 

 

 

 

けれどこの夜の出来事は

 

リアルタイムで観る事はできません。

 

 

 

 

 

 

何故なら、翌日社長が家に帰ってみると

 

家の中がメチャクチャになっているだけでなく

 

フランクも息子も行方不明だったからです!

 

 

 

 

現場には、1台のビデオカメラ。

 

 

 

 

 

だから社長や警察は

 

そのビデオに映っていた映像を見る事で

 

何があったかを理解していくのです。

 

↑ビデオで知る、驚きの一夜とは!?

 

 

 

 

これはハング・オーバーや

 

プロジェクトXなどに近い演出。

 

↑「プロジェクトX」も

悪友によってトンデモない誕生日を迎えた

青年の一夜を、ビデオ撮影したもの。

 

音譜プロジェクトXの回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

ハンディカムやスマホのカメラの発達で

 

映画の中に、さらに映像を挿入できる事で

 

私たちの身近でも起こりそうな

 

臨場感のあるコメディ映画を生み出す

 

新しい手法となりつつあるのです!

 

 

推薦理由③

新しいメディアの誕生は

映画の新しい可能性を広げていく

 

 

 

 

 

と言う訳で次回は

 

ビデオ片手にブラジルで大事件!

 

先に説明させて頂いた

 

世界の果てまで

ヒャッハー

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

↑色々酷い事も起こりますが

映画のラストは、フランクも少年も社長も幸福になる

ステキなハッピーエンドが待っているのです

ヽ(=´▽`=)ノ