本日も
昨日に引き続き
「パコと魔法の絵本」
という映画を通して
想像力と
人と人との関係性
というテーマについて
考えてみたいと思います。
この作品は
鮮やかな色合いと
コミカルなキャラクター
そして何より
かわいい少女が
主人公のように見える
ため
主人公のように見える
ため
ハッピーなおはなし
のように見えます。
けれど実際は
いつものように
人と人との思いは
つながれない
という
悲しい現実のお話
なのです。
なのです。
この作品は
今までの
中島監督の映画
の
中島監督の映画
の
集大成
のような作品。
ですので
この作品に関しては
少し詳しく
前後編に分けて
ご紹介してみたいと思います
＼(＾▽＾)／
という訳で前編は
主人公である
大貫の心の中
大貫の心の中
についてです。
↑こちらが真の主人公の大貫。
↑鉄拳のおじいさんでは
ありません(^^)
ありません(^^)
この映画の真の主人公は
この大貫老人。
大貫の
心の中の変化
が
心の中の変化
が
ストーリーを動かしていきます。
映画の冒頭の大貫老人は
人でなしの頑固老人
です。
彼は周囲の人に
自分の名前を
覚えられることを拒否
しています。
覚えられることを拒否
しています。
病院に入院している大貫ですが
彼らは他の患者たちに
暴言を吐きます。
貴様の記憶の中に
わしの名前があることが
我慢できない！
わしの名前があることが
我慢できない！
と言い放つ大貫。
すごい
他者の否定
ですね
(￣_￣ i)
他者の否定
ですね
(￣_￣ i)
けれどそれには
彼なりの理由
があったのでする
があったのでする
大貫は
会社の社長だった
男です。
会社の社長だった
男です。
自分が設立した会社を
大事に育てきた大貫は
オレがいなければ
この会社は成り立たない！
という思いとプライドを持って
頑張って生きてきました。
けれど
病気に倒れ
入院することとなり
入院することとなり
会社の指揮を
取れなくなってしまいます。
取れなくなってしまいます。
彼は心配します。
部下たちは全員無能だ！
オレがいなけりゃ
あの会社はダメなんだ！
あの会社はダメなんだ！
ああ
こういう人って
いらっしゃいますよね。
大貫にとって会社は
自分の存在そのもの
（存在意義）
（存在意義）
みたいなものだったのです。
会社を発展させるために頑張り
会社の発展を喜び
これからの会社の発展を考え続けた
大貫にとって
会社と大貫とは
切っても切れない
つながりの存在
だったハズなのです。
会社の発展を喜び
これからの会社の発展を考え続けた
大貫にとって
会社と大貫とは
切っても切れない
つながりの存在
だったハズなのです。
けれど
彼がいない間に
会社はなんと
業績ＵＰ
してしまいました
してしまいました
まじ！
Σ(･ω･ﾉ)ﾉ！
やったじゃん
＼(＾▽＾)／
と、普通は喜ぶところですね。
…けれど
大貫にとっては
会社から
自分の存在を
否定された
否定された
と認識したのです。
大貫の
必死の努力の日々
よりも
必死の努力の日々
よりも
彼がいない方が
会社が輝いている…
…会社にとって大貫は
必要のない存在
だったということなのです
(￣Д￣；；
だから彼は
存在意義を
失ってしまった
のです。
失ってしまった
のです。
そして彼は
このショックから
あることを
学んでしまいます。
このショックから
あることを
学んでしまいます。
それは…
もう二度と
誰かの為に
頑張ることはしない！
頑張ることはしない！
という悟りです。
理由は
会社の頑張ったのに
結果として不要とされた
訳ですから
誰のためにも頑張らなければ
結果として傷つくこともない
ということ。
大貫は
病院内の全ての人と関係を絶ち
誰にも覚えられないようにすることで
これ以上
心が傷つかない人生
心が傷つかない人生
を選んだという訳なのです。
これは
「下妻物語」
の桃子が出した結論である
人と係わり合いを
持たなければ
人に傷つけられることなく
生きていける
という考え方に
ちょっと近い考え方です。
一人でいる方が
人間関係で傷つかない
ということを悟った少女です。
「下妻物語」の回はコチラどちらにしろ
人間関係に絶望した
悲しい考え方
…泣けます
(ﾉω･､)
けれど
そんな大貫が
わしの名前を
覚えてもらいたい！
覚えてもらいたい！
と願うようになるのが
中盤から後半への展開です。
わしの名前を覚えてもらいたくない！
という大貫が
↑わしの名前は大貫じゃ。
覚えておいてくれ。
となっていきます(^^)
覚えておいてくれ。
となっていきます(^^)
一体なぜ
大貫の心境は変化した
のでしょう？
大貫の心境は変化した
のでしょう？
それは次回で
考えてみたいと思います。
↑ここまでやったら
わしを覚えててくれるか！？
わしを覚えててくれるか！？
ではまた(*＾ー＾)ノ
嫌われ王子のカエル（大貫）は
人と人とがつながれることを信じて
人生をかけた大芝居を行うのでます
ヽ(=´▽`=)ﾉ