本日は

「エグザイル/絆」



という映画を通して

想像力と“侠の花道”

というテーマで考えてみたいと思います。






侠の生き様

については

「ザ・ミッション/非常の掟」

という映画で、

侠の恋

については

「スリ」

という映画で解説させて頂きました


\(^▽^)/




多くを語らず、

自分の美学を持ち、

ベタベタと仲間と群れず

けれど友のためには命を描け

恋をしても口には出さず

恋した人の幸せのために尽力する…






侠って

カッコいいですね~!






けれど、

こんな生き方だと

侠な男たちが望んでいる

「本当にやりたかったこと」



見えてきませんね!






本日の

「エグザイル/絆」


そんな

彼らの理想が
垣間見える映画

なのです。






映画の舞台はマカオ。




冒頭、

ある男の家に

2人組の男がやってきます。






彼らは

男が外出していることを知ると

黙って外で待っています。






そして、

しばらくすると、

また別の2人組の男が

やって来ます。






彼らも

男の外出を知ると

黙って外で待つことにします。






家の前に

只者でない男たちが4人!







彼らは、静かに語り始めます…。



「俺たちは、あいつを始末しに来た。
邪魔をするな。」





「俺たちは、あいつを守りに来た。
殺らせやしない。」






と…







大変な緊張感
です


( ̄Д ̄;;






そこに

この家に住む男が帰ってきます。





(((゜д゜;)))






そしてここから

ターゲットの男と、

殺しに来た二人の男と、

守りに来た二人の男の

壮絶な撃ち合いが始まります!!







掠める弾丸!

ドアは打ち破られ!

鏡は吹き飛びます!







当然、家の中は

グチャグチャ!






家の中にいた

赤ん坊がビックリして

泣き始めます!






すると…






彼らは
撃ち合いを
止めるのです!!






そして

みんなで部屋を片付け始めます。








(@ ̄Д ̄@;)

なんで…






その後、

みんなでニコニコと
ゴハンを食べて


一緒に記念撮影
するんです!




↑ハイ!チーズ\(^▽^)/



???

Σ(・ω・;|||




どんな展開なの!?





と、

思ってしまいますが、

この展開には

ちゃんと理由があるのです!






実は彼ら5人は

幼なじみ!






昔からの親友でした!






けれど

大人になってからは

別々の人生、






一人の男は

マフィアのボスを狙撃して

失敗!






逆にマフィアから

命を狙われることに

なりました。






男が狙撃した

マフィアの部下になっていた

元親友の二人は、



として生きています。






だから

ボスすらの命令は絶対服従!






当然、

友人の命を取らなければ

侠としては失格です!






そして、

こうも考えるのです。






親友が、
誰かの手にかかって
殺されるよりは、

親友である
オレの手で…


と。




そう!






彼らの行動は

「ザ・ミッション」の時に説明した

侠の生き方である




任務のためには
全てを投げ打つ!

(この場合は、ボスの命令ために
友情を捨てる)







必要以上に
親密にならない!


(変に昔話などをせず、黙って銃撃)







命を懸ける時には
躊躇なし!


(これは、そのまんまですね)






多くは語らず、
仲間を思う!


(赤ちゃんの泣いたのを合図に
友達に戻る)







という


侠の生き方に沿った
行動

だったのです!






任務は絶対に果たす!

けれど

友に対しての想いも
捨てきれない!






多くを語らない侠たちの

心の中を描くと

こんな展開になるのです

(*´∇`*)






けれど

いつまでもニコニコとは

していられません。






狙われている男も

すでに覚悟は決めています!







親友に殺されるのは

侠にとっては
本望


なのです。






けれど死ぬ前に

自分の妻と赤ちゃんに

財産は残しておいてあけげたい…






そんな友の願いを

侠たちは理解し

一時休戦して、

親友5人で賞金目当ての

暗殺を実行することにするのです!




友情も仕事も捨てない!






これぞ

侠の美学

ですね!






さて、

そんな彼らの暗殺計画は

果たして成功するのでしょうか?


そして

彼らの友情は

どんな結末を迎えるのでしょうか?








それは是非、皆さん自身で

ご覧になって頂ければと思います。






プロ意識を研ぎ澄まし、

ストイックな生き方を貫く

侠の美学




突き詰めていけば

楽しく生きる

よりも

自分らしい生き方を
貫き通せるか

を問うことになり、


その結果


どう
人生を終らせるか?



という

死に様の
美学


を追求するようになるのです。





映画は後半

想像もできないような展開を向かえ、


やがて

彼らが自身が

心から望んでいた
結末

を迎えます。






そしてそれは

侠に生きた男たちにとっての

最高の花道

なのだと思われます。






ストイックに生きる侠の心は、

ストイックに死ぬコトを

求めるようになるんですね。




ではまた(*^ー^)ノ



あばよ!友よ!
お前たちと一緒で良かったよ…



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