ようこそ我が家へ。
あれは昨年の6月28日のこと。
なんとキュートな笑顔でしょう♪
これまでは事務方だった
保護犬ボランティア。
生体はもう・・と思っていたけれど。
ご縁とタイミングが繋がって
クッキー君の預かりボランティアを
7か月させていただきました。
【預かりボランティア クッキー君】
最終回をお届けできる心境に・・・
これまで見守り、応援くださった皆様
ご報告と感謝の気持ちを。
こんにちは。
断捨離®提唱者やましたひでこ公認
断捨離®チーフトレーナー小林理恵 です。
そして ボランティア団体
チームシュナウザーレスキューに所属しています。
保護団体に保護依頼が届き
聞いていると・・我が家の近く。
ご高齢のおじいさんと2人暮らし。
おじいさんが熱中症で倒れ
そばにずっといたクッキー君。
でも・・・
おじいさんはご自宅に帰ることは
難しくなってしまいました。
お子さんたちがクッキー君を案じ
かかりつけの病院ペットホテルに。
けれど、お子さんたちも親の介護、
ご自身たちもご高齢。
クッキー君を育てることは不可能と
悩みに悩みご判断されたそうです。
獣医さんに相談すると
保護ボランティア団体をすすめられ
いくつか問い合わせたうえでの
ことだったそうです。
団体の代理人として
クッキー君の様子を見させていただき
ご家族のご意思を確認したうえで
団体に譲渡となりました。
様子見から譲渡、我が家へ。
預かりボランティアが始まりました。
7月。
なんということでしょう（笑）
警戒心のかけらも感じられない
露わなお姿よ（笑）
ご高齢のおじいちゃんとは
お散歩も経験がなかったよう。
毎朝、おにいちゃんを見送りがてら
お散歩の練習。
結果、お散歩大好きクッキーに♪
8月。
はいはい、お待ちくださいね～♪
クッキー君の人間社会適応訓練が始まりました。
お手、お代わり、待て！
必要最低限のコマンド練習。
そして苦手といえば雨。
団体からカッパが支給されましたが
この後、大変なことになるのでした。
9月。
相変わらず無防備です（笑）
暑さが長引いた昨年の夏。
クッキー君にとっても
5歳にして初体験が多い夏でした。
10月。
マルガリータでやってきたけれど
さすがにモッサモサ！
我が家に来て初トリミング。
この時、自己主張が強く
口輪を使ったことを知らされます。
そしてイタズラっこ全開。
笑って叱れないこと多々・・・
11月。
寒くなってきました。
カッパでわかったこと。
洋服嫌い。
着せようとすると・・
脱がそうとすると・・
ガブっとお口が出ます。
今後のことを考えると
洋服の着脱は必須。
苦手なことも受け入れる、
少しずつ訓練が始まりました。
あんなに暑かった夏。
暑さが長引いた秋。
そして
カサカサが愉しい
枯れ葉の秋がやってきました。
そして・・・
里親募集、スタートです。
12月。
クッキー君のお気に入りはお兄ちゃん（息子）
帰宅したら遊んでほしくて必死です（笑）
息子が相手なら多少のことは
受け入れてくれます。
クッキー君のボスですね。
賢いクッキー君は
ホームセンターがお好き。
なぜか。
それは
お菓子が選び放題なのだ～ Bｙクッキー
そして里親応募してくださった方々から
里親候補様とのヒヤリング。
そして候補のご家庭が決まりました。
いよいよです。
2024年1月。
初めて私の膝に
クッキー君から乗ってくれた！
あの感動は今でも思い出すと
嬉しい感触がよみがえります。
トライアル数日前のこと。
ちょっぴり寂しさが湧いてきます。
行っちゃうのかぁ・・・・
先住犬がいらっしゃるご家庭のため
お見合い、ご家庭訪問、と
2匹の相性、心境を推し測りつつ
トライアルに。
クッキー君が戸惑わないように。
クッキー君が経験した突然の別れ、
その記憶がよみがえらないように。
くーちゃん、これがあれば安心かな？
くーちゃん大好きセット。
はい、ボクのです、持ってくよ！ Bｙクッキー
きっと最後になるだろう
パパさんとはお見送り散歩に。
「ボンバーして帰ってくるなよ！」Byパパさん
本当は寂しいパパさんなのでした。
2月。
クッキー君がいなくなった我が家。
人間3人とも、しっくりこなくて。
私は外出すると
「クッキーがいるから・・・
あっ、時間気にしなくていいんだった」
息子は
「ただいまー！
あっ、クッキーいないんだったね」
パパさんにおいては
「ワンワンワン！」
自らが吠えて帰宅しました（笑）
トライアル期間は2週間。
里親さんからの報告では
初日こそソワソワ、ワンワン
クッキー君も私も寝不足です。。
とありましたが
翌日からは環境に適応し始めたようで。
1週間目には先住犬君と遊ぶように。
この時に思いました。
「クッキー君、掴んだね！
ずっとの家族、ずっとのお家。
クッキー君の世界が広がり
犬としての幸せを掴んだね」
犬だって命ある動物。
個性はあるし
問題・課題があるかもしれない。
言葉は通じないし
病気もするし排泄もする。
手入れは必須だし
お金もかかる。
子犬なら
家族のルールを一から覚えやすいけれど
成犬でこれまでの暮らしがハッピーならば
別れによって心も傷ついている。
次の家族に心を開いてくれるには
時間がかかるかもしれない。
よかった・・・
クッキー君を見ればわかります。
「クッキー君のすべてを受け入れます」
おっしゃってくださったご家族に
感謝、ありがとうの気持ちで
いっぱいになりました。
クッキー君のずっとの家族、ずっとのお家。
でも・・・正直にいうとそれまで
ちょっぴり寂しさがありました。
「なんだろう、この気持ち・・」
寂しいは寂しいだけど
もう少し厄介なこの気持ち。
ご家族から送られてきた
二匹でじゃれ合いの様子。
我が家では見ることができない様子を見た時
気付いたのです。
クッキーに・・・振られた！？
7か月の月日の中で
相思相愛の感覚になっていたんでしょうね。
振られた感覚。
私にも乙女心がまだあったようで
しばらく立ち直れませんでした（爆）
傷心・・ハートブレイク。
クッキー君のトライアル期間、
気になる問題は何も起こらず
むしろ、クッキー君にとって
最高のご家族、住環境、兄貴犬。
正式に譲渡を申込いただき
団体立会人として
譲渡契約を結ばせていただきました。
黄色いカラーとリードは
クッキー君の元の飼い主おじいさんとの絆。
これこそ【断捨離】
選び残し、保管してきました。
断捨離とは大事なモノを選りすぐること。
おじさんはきっと、無念だったと思います。
傍に置いて離さなかったというクッキー君への愛。
次のご家族にお渡しします。
おやつと薬用シャンプー
その他の備品もお持ちしましょう。
クッキー君、もう私の事
忘れちゃったかな・・・
吠えられちゃうかな・・・
ドキドキ訪問すると
迎えてくれました♪
ペロっと手先をなめて
前足をずっと私に預けてくれて。
目で伝えてきました。
最後のお別れ。
クッキー君はとても賢い子。
分かっているんですね。
そして、自ら選んだようです。
「ボク、ここがいい！ずっとの家族、お家」
クッキー、ご家族をいっぱい笑顔にしてね。
それが君の使命だよ～！
ありがとう！
私たち小林家もいっぱい幸せもらったよーー！
断捨離の「離」は離れるではあるけれど
「離陸」の離！
離れるのはちょっぴり辛いけど
クッキー君の新しい犬生の離陸。
見送るよー！
里親になってくださったご家族の皆さん、先住犬君。
笑い溢れるご家族の時間が増えること
心からお祈り、応援しています。
ありがとうございました。
チームシュナウザ―レスキューでは
保護依頼されたコ
放浪で捕獲されたコ
繁殖犬リタイアなどで行き場がないコ
そういったコたちを保護、ケアし
ずっとの家族、お家へ繋ぐ活動をしています。
今もケアを受けながら
ずっとの家族を待っているコがいます。
もしシュナウザーに関心をお持ちで
家族に。。とお考えであれば
ペットショップに行く前に
覗いてみてください。
また、預かりだけでなく
事務的なボランティアもあります。
ご興味がある方
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