KDDIは、10日(木)からSpaceXの衛星通信『Starlink』と連携し、スマートフォンと通信衛星との直接通信を可能にする日本初のサービス『au Starlink Direct』を開始しました。
KDDIに拠ると、この『au Starlink Direct』の利用にはauユーザーは申込不要で、当面は無料で利用可能とのことで、当然衛星モード対応のスマートフォンのみとのことです。
また、サービスもテキストメッセージ送受信(SMS/RCS/iMessage)、緊急地震速報などの受信、現在地の位置情報の共有などに限られる様です。
(現在の所、音声通話やインターネット通信は未対応の様です。)
更に、KDDIに拠ると、通常のSpaceXの衛星通信『Starlink』を利用するには専用アンテナを設置する必要が有るが、今回の『au Starlink Direct』はStarlink衛星とauスマートフォンは直接通信する為の高度約340㎞の低軌道衛星(Low Earth Orbit)を基地局代わりに使用するとのことです。
(通常のStarlink衛星も低軌道衛星(Low Earth Orbit)では有るものの、高度約550㎞の上空を飛んでいるので専用アンテナが必要となります。)
なお、この様なサービスはアジア初であり世界的に見ても先駆けとはなりましたが、SpaceXの政治色が通信の秘密・安全及び公平性をどれ位担保して呉れるのか一抹の不安は残ります。
それと、我が国には確かなロケット打上げ技術と通信技術も有ることから、国産での実用化も目指して欲しいと思います。