国際収支、黒字幅増加。 | GTZ&RSのブログ

GTZ&RSのブログ

GT-Z&RSでは、コンピュータ関連情報や地域情報を中心に発信しています。

財務省は、2024年(令和6年)国際収支速報を発表しました。

財務省に拠ると、2024年(令和6年)経常収支は、29兆2,615億円と前年比+6兆6,689億円とのことで、経常黒字の黒字幅が拡大している様です。

また、経常収支29兆2,615億円の黒字は、比較可能な1985年(S60年)以降では最大とのことです。

これは、半導体等製造装置や半導体等電子部品などの輸出額が増加したことに拠り、貿易収支の赤字が縮小したことが要因の様です。
(わが国は、残念ながら、既に貿易立国では無いんですよねぇ。)

なお、国際収支の経常黒字が最も少なかったのは2014年(平成26年)3兆9,215億円、逆にこれ迄最も多かったのは2007年(平成19年)24兆9,490億円で、今回はこれを超えた様です。

因みに、2024年(令和6年)国際収支速報の概要は次の通り。

令和6年中 国際収支状況(速報)の概要
[1.経常収支]
金額
貿易・サービス収支   -6兆5,152億円
 貿易収支-3兆8,990億円
 輸出104兆8,698億円
輸入108兆7,688億円
サービス収支-2兆6,162億円
第一次所得収支40兆2,072億円
第二次所得収支-4兆4,305億円
経常収支29兆2,615億円

令和6年中 国際収支状況(速報)の概要
[2.金融収支]
金額
直接投資29兆676億円
証券投資14兆739億円
 株式・投資ファンド持分-5兆5,983億円
中長期債2兆7,561億円
短期債16兆9,161億円
金融派生商品4兆6,756億円
その他投資-10兆1,678億円
外貨準備-10兆2,752億円
金融収支27兆3,741億円

国際収支の構造
国際収支経常収支貿易収支
サービス収支
所得収支
経常移転収支
資本収支投資収支
その他資本収支
外貨準備増減