フィリピン沿岸警備隊(Philippine Coast Guard)は、15日(日)に南シナ海(West Philippine Sea)のサビナ礁(Sabina Shoal)の警備の為に、今年4月から停泊させていた日本製(政府開発援助)の大形巡視船『BRPテレサ・マグバヌア(MRRV-9701)』(くにがみ型巡視船、総トン数2,260t)を撤退させたと発表しました。
(国際法及び国際的に否定された九段線の権益を理由に、中華人民共和国が人工的に埋め立てを行っており、軍事基地化を警戒してフィリピン共和国(Republic of the Philippines)が警戒して呉れていたものです。)
フィリピン沿岸警備隊(Philippine Coast Guard)に拠ると、中華人民共和国の船団の包囲に依る兵糧攻めに遭い水や食料が枯渇したことと、中華人民共和国海警局船(海警5205)の衝突で側面に穴が開く損傷も受けた為、補給と修理の為にパラワン島(Palawan Island)に帰港させたとのことです。
因みに、サビナ礁(Sabina Shoal)はフィリピン共和国(Republic of the Philippines)のパラワン島(Palawan Island)から西に約140㎞沖の又セカンド・トーマス礁(Second Thomas Shoal)の東約60㎞沖にあり、これはフィリピン共和国(Republic of the Philippines)のEEZ(Exclusive Economic Zone)内にあります。