国際情勢は不安定 | GTZ&RSのブログ

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外国の報道機関から諜報活動についての報道が相次ぎました。

先ず、アメリカ合衆国(United States of America)のニューヨーク州(State of New York)の連邦検察は、3日(火)(現地時間)に、ニューヨーク州(State of New York)のキャスリーン・ホウクル(Kathleen Hochul)知事(Her Excellency)の元補佐官のリンダ・サン(Linda Sun、41歳)元主席補佐官代理(2021年9月~2023年3月)を外国代理人登録法(Foreign Agents Registration Act、FARA)違反や資金洗浄などの罪で起訴したと発表しました。

報道に拠ると、リンダ・サン(Linda Sun、41歳)元主席補佐官代理(2021年9月~2023年3月)は、台湾政府の活動を妨害したり、ニューヨーク州(State of New York)の高官の訪中を斡旋・仲介したり、更には中華人民共和国政府高官のニューヨーク州(State of New York)への招待の為に公文書偽造などをしたとのことで、10件の犯罪容疑で起訴されたとのことです。

また、リンダ・サン(Linda Sun、41歳)元主席補佐官代理(2021年9月~2023年3月)の夫のクリス・フー(Chris Hu、40歳)様も資金洗浄や銀行詐欺共謀などの容疑が有るとのことです。

次に、フィリピン共和国(Republic of the Philippines)司法省は、4日(水)に、ヌエヴァ・ヴィスカヤ州(Province of Nueva Vizcaya)のバンバン市(Bambang)のアリス・リアル・グォ(Alice Leal Guo)前市長がインドネシア共和国(Republic of Indonesia)のジャカルタ(Jakarta)近郊で拘束されたと発表しました。

フィリピン共和国(Republic of the Philippines)司法省に拠ると、アリス・リアル・グォ(Alice Leal Guo)前市長は同市内のオンラインカジノセンター内での人身売買等の容疑での摘発の際に、中華人民共和国の犯罪組織との関わりが浮上した模様です。

その際に、アリス・リアル・グォ(Alice Leal Guo)前市長は議会の公聴会への出頭を拒否し、その為に逮捕命令が発出され、市長職を解職となり東南アジア諸国を転々と逃亡していたとのことです。

また、アリス・リアル・グォ(Alice Leal Guo)前市長は、2003年にフィリピン共和国(Republic of the Philippines)に入国した中華人民共和国国籍の人物と指紋が一致しており、フィリピン共和国(Republic of the Philippines)内での出生記録や学校に通学した記録も無いと、国家捜査局は6月に明らかにしていました。

更には、我が国に於いても、2023年(R5年)12月25日(月)と今年3月22日(金)内閣府規制改革推進室が行った『再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース』で民間構成員の(公財)自然エネルギー財団の提出資料に中華人民共和国の国家電網公司のロゴが確認されていました。
(当該民間構成員と主務大臣とは、1998年(H10年)から面識が有り、様々な規制緩和に関られた様です。本当は、誰の為の規制緩和だったのでしょうか。)

再生可能や持続可能などの美名の下で、国の安全保障や防災の観点から懸念のある国家電網公司が関わる国際送電網の提案などは、ある種の諜報工作ではないでしょうか。
(提案された電力網もさることながら、係る設備の環境高負荷の状況や製造国の偏在などを確認すると安全保障上の懸念がとても大きいです。)

因みに、電力網の長大化は、電気の特性からは電圧降下が大きくてとても非効率です。
(電力は、供給地と消費地が近い方が断然高効率です。長大化は、電力を熱損失させます。)

そして、我が国には、現在、諸外国が法制・整備している所謂反スパイ法が無く国内の重要な機密を外国勢力から保護する手段がほぼ無い中で、一方的に日本人が当該国の反スパイ法などで外国で拘束される事件が続いています。
これは、国内の法律の未整備や諜報活動に係るその様な身柄も無いことなどから、諸外国が行う身柄交換は出来ません。

この様な状況は、国際情勢の無秩序化と相まって、第二次世界大戦前の諜報工作(ハル‐ノート(Hull Note)への関与)が行われていた状況に似ており、とても気持ちが悪いです。