微円高が進行している様です。≫
今日の東京外国為替市場は、一時1ドル
150.05円
の微円高
と言った状況となり、ほぼ1ドル
151円台
前半で取引されていた様で、今年3月中旬頃の円相場
水準です。
これは、本日発表された日本銀行の金融政策決定会合で、①政策金利である短期金利の誘導目標を0~0.1%程度から0.25%程度に変更する決定及び②長期国債買入れを減額することを決定して、記者会見したことが強く影響した様です。≫
(故に、追加の利上げ政策と言うことになります。)
なお、この政策金利(短期金利)の水準(0.25%程度)は、2008年(H20年)12月以来の約15年7か月ぶりとのことで、早速大手金融機関などは預金や住宅ローンなどの金利を上げる旨を公表しています。
また、円はユーロ
に対しても値上がりをしており、1ユーロ
162円台
と、やはり今年3月中旬頃の相場
水準です。
この状況は輸出産業にはマイナスの影響を与えるとは思いますが、輸入物価指数の国内企業物価指数の押上げ基調を抑えるものと思います。
これに拠り、悪いインフレ(コストプッシュ型インフレ)が巧く良いインフレ(ディマンドプル型インフレ)に変わって呉れればと思います。
そうしませんと、我々庶民の生活は全く改善しません。
(公租公課は確実に上昇しているものの、賃上げなどは大手を除いてほぼ有りませんでした。昇給しても賞与が減額されたので元も子もありません。)