Windows PCハングアップ | GTZ&RSのブログ

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Microsoft Windowsを搭載したPCが、13時30分頃からブルースクリーンを表示してハングアップする現象が世界的に発生している様です。

このトラブルの原因は、アメリカのセキュリティー会社CROWDSTRIKE社のセキュリティーソフトウェアFalconのエージェント設定を同社が変更したことの様です。

通常、セキュリティーソフトウェアは、サイバー攻撃を受けた兆候などを検知する為に、OS(Operating System)の動作を逐一監視しますが、OS(Operating System)のカーネルの一部にエージェントと言う形式でセキュリティーソフトウェアが常駐しています。

そして、OS(Operating System)のカーネルはメモリ、CPU(Central Processing Unit)及びI/O(Input/Output)などのハードウェアを抽象化し、IPC(Inter-Process Communication)やシステムコールなどを提供並びにスケジューリングやディスパッチングなどをしている為、この部分に異常が発生するとPCはハングアップしてしまいます。

因って、今回はブルースクリーンを表示してハングアップしたものと思われます。
(アプリケーションのアベンドとは異なり、ハードウェアに近い箇所でのフリーズの為、再起動が必要となる。)

  • 停止コード:PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA
  • 失敗した内容:csagent.sys
なお、今回のMicrosoft Windows搭載PCの障害は、世界各地の公共放送、航空会社、金融機関及び医療機関などにも波及しており、公共放送局では正常な番組の提供が出来なくなり、航空会社では発着遅延や運休などが、金融機関では顧客サービスの中断などが、医療機関では予約システムの停止等が発生し混乱が大きかった様です。

ハングアップした時のブルースクリーンの例

 デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。  
 エラー情報を収集しています。再起動できます。

 100% 完了

 ■□□■ この問題と可能な解決方法の詳細については、以下を参照してください。
 ■■■■ https://www.windows.com/stopcode
 ■■■
 ■□□■ リポート担当者に連絡する場合は、この情報を伝えてください: