長岡区検察庁は、蓬莱館(新潟県長岡市蓬平町甲1227)が従業員10人に10か月分の賃金を支払わなかったとして、この旅館社長(男性、67歳)を最低賃金法違反の罪で略式起訴しました。
なお、この旅館については、新潟地方検察庁長岡支部は不起訴処分としました。
因みに、本件は、今年3月下旬に長岡労働基準監督署が従業員10人に対して、2023年(R5年)2月から12月の10か月分の賃金計約1,200万円を支払わなかったとして、最低賃金法違反の容疑で、旅館の運営会社と旅館社長(男性、67歳)をそれぞれ書類送検していました。≫
新潟県の最低賃金は、2023年(R5年)10月1日からは931円と、北陸・関東甲信越地区では一番低いものの一応はBランクとなっています。≫
新型コロナウィルス禍が有ったとは言え、その分色々な補助・助成金が有り、その後の『Go To キャンペーン』などの支援策や最近のインバウンド需要などでソコソコ潤っていると思われますが、そうした補助・助成や支援策を従業員に浸透させない様な考え方は大変如何なものかと強く思います。
3月27日(水)付け新潟日報記事を引用。 | ≫ | 書類送検容疑は、2023年2月下旬から12月中旬にかけ、蓬莱館が経営する温泉旅館『蓬莱館福引屋』の従業員10人に対し、賃金計約1200万円を所定の期日までに支払わなかった疑い。 蓬莱館は新潟日報社の取材に対し『事務担当者を欠いており、手違いで支払いできていない。』としている。 |