中国・恒大集団、アメリカ破産法申請撤回。 | GTZ&RSのブログ

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昨年の8月18日(金)にアメリカ・ニューヨーク市のアメリカ連邦破産裁判所にアメリカ連邦破産法15条(国際倒産)の申請を行っていた中国の不動産大手の恒大集団(中華人民共和国広東省深圳市、1996年設立)が、この申請(国際倒産)を撤回しました。

中国の不動産大手の恒大集団(中華人民共和国広東省深圳市、1996年設立)については、今年1月に香港高等法院(高等裁判所)が清算命令を出していたことから債務再編が困難となり民事再生を諦め、国外債務は履行しないとの判断でしょうか。

  • 破産:裁判所と破産管財人の監督下で債務を強制的に消滅する手続き。
  • 清算:債務者自身が債務を解消する手続き。
 ※ アメリカ連邦破産法15条(国際倒産):アメリカ国籍以外の組織が、申請を認められるとアメリカ国内の資産の差し押さえを回避出来る。

因みに、2022年末時点の負債総額は約2兆4,374億元(3,300億ドル、49兆円)で、2021年には既に債務不履行(default)に陥っていました。