永仁会病院でレジオネラ症感染患者死亡。 | GTZ&RSのブログ

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宮城県は、医療法人永仁会永仁会病院(宮城県大崎市古川旭2丁目)の患者6人がのレジオネラ症の感染が確認されたと発表しました。

宮城県に拠ると、この医療法人永仁会永仁会病院(宮城県大崎市古川旭2丁目)の患者6人のうち80歳代男性患者1人が死亡、40歳代女性患者1人が重症、他4人は回復傾向にあるとのことです。

なお、宮城県大崎保健所の調べでは、空調設備2基の冷却水から目安値の68万倍から97万倍のレジオネラ属菌が検出されたとのことで、冷却塔の清掃を指導した様です。

しかし、宮城県大崎保健所は、この空調設備が感染源とは特定していません。

因みに、病院は、建築物における衛生的環境の確保に関する法律に於ける『特定建築物』ではない為に、建築物環境衛生管理技術者の選任を必要としない為、実はこうした衛生については杜撰な施設が多い様に感じます。

また、消防用設備や防火設備などの管理においても、特権意識が働くのか遵法精神が低い傾向にあります。
(そして、大きな火災被害などを時々発生させます。)


レジオネラ症(Legionellosis)
 レジオネラ属菌は、自然界に常在するもので、菌に暴露しても必ずしも感染するとは限らない。
 しかし、レジオネラ属菌に感染し発症すると、レジオネラ肺炎やポンティアック熱を発症する。
  • レジオネラ肺炎:潜伏期間は約1週間で、悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などの症状で重症化し易い。別名は在郷軍人病。
  • ポンティアック熱:潜伏期間は2日~5日で、悪寒、発熱及び筋肉痛などの症状で一過性で自然治癒する。

 なお、我が国では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に依って四類感染症に指定されている。
 従って、医師は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づいて直ちに保健所への届出を要する。