核軍縮、履行停止へ。 | GTZ&RSのブログ

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ウクライナ(Ukraine)侵攻をしているロシア連邦(Russian Federation)のウラジミール・プーチン大統領(Vladimir Vladimirovich Putin)は、首都モスクワ(Moscow)で『年次教書演説』を行い、アメリカ合衆国(United States of America)との核兵器の軍縮枠組み『新戦略兵器削減条約(New Strategic Arms Reduction Treaty)』の履行停止を表明した様です。

年次教書演説』は、2011年にアメリカ合衆国(United States of America)とロシア連邦(Russian Federation)との間で発効した核兵器の軍縮条約で、5年毎に合意・延長され、直近では2021年に5年の延長を合意していました。

即ち、2026年には失効する条約であり、加えて今般の新型コロナウィルスの世界的な感染拡大(pandemic)に依り、互いに核兵器の査察が出来ていない状況の様です。

ならず者国家にとっては、この新型コロナウィルスの世界的な感染拡大(pandemic)は軍拡の隠れ蓑になっていたのに、更にこの度堂々とその条約を一方的に履行停止を宣言した状況となりました。
(国際関係はやはり非常に複雑・困難で、日本国内の状況の様に話し合えば分かると言った状況ではなく、この様な暴挙をいとも簡単に行うならず者が多いことを深慮しなければならない様です。)

この状況は、いつか来た道をもう一度体験すると言うことになるのでしょうか。