経済産業省は、『輸出貿易管理令の運用について』を見直すことを発表しました。
これは、大韓民国における日本から輸入された半導体の材料などが適正に管理されずに、他国に再輸出される懸念があるからとのことです。
今回見直され輸出審査が厳格化されるのはフッ化ポリイミド、フッ化水素及びレジストで、これらは軍事転用が可能な製品とのことです。
なお、マスコミの多くは輸出規制との見出しを付けていることが多いのですが、正しくは、単に本則に則って適正管理するだけのことです。
具体的には、輸出許可申請窓口が経済産業省安全保障貿易審査課のみとなるだけのことです。
大騒ぎをしている方々には、何らかの特別な意図があるのでしょうか?
◎「輸出貿易管理令の運用について」等の一部を改正する通達について
・令和元年7月1日(月)公布
7月4日(木)施行
●フッ化ポリイミド
フレキシブルプリント配線板や多層配線板などの絶縁材
●フッ化水素
集積回路やディスプレイ製造過程における洗浄剤
●レジスト
エッチング処理時の保護剤