新潟/上越の名産品(2) | GTZ&RSのブログ

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この地域は、日本有数の米どころですので、お米を原料にした名産品が多いです。
既に有名になっている名産品や余り有名ではないけれど自身が食してみて美味しかったものなどを紹介します。



清酒八海山
 清酒八海山は、八海醸造(株)が製造販売している清酒である。八海醸造は、米どころの山深い南魚沼市と言う豪雪地にある。

清酒初花生酒
 清酒初花生酒は、金升酒造(株)が製造販売している清酒である。金升酒造(株)は、新発田市と言う城下町にある。
 金升酒造(株)は、1822年(文政5年)に北蒲原郡岡方村長戸呂に高橋酒造店として創業した地酒酒蔵である。
 酒米・五百万石、飯豊山系の伏流水の仕込み水及び交通の便の良い所などから、現所在地に酒蔵を構築。
 新潟県の特産『あかい酒』を初めとして、ヨーグルトリキュールなど従来の清酒にこだわることなく多種のお酒を製造している。
 2008年11月4日(火)に、民事再生法の適用を東京地裁に申請し倒産した。なお、現在はジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)(香川県)大関(株)(兵庫県) の支援を受けて再生中である。

吟醸越乃梅里
 吟醸越乃梅は、小黒酒造(株) が製造販売している地元の清酒である。小黒酒造(株)は、豊栄と言う穀倉地帯の自然豊かな地域にある。
 小黒酒造(株)は、比較的早くから有機農法に取り組んでおり、2002年(平成14年)には有機JAS認定工場(JAS-ASAC)に登録している。

特別本醸造峰乃白梅
 特別本醸造峰乃白梅は、福井酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。福井酒造(株)は、新潟平野の西部の弥彦山・角田山山系の麓の西蒲原と言う穀倉地帯の自然豊かな地域にある。
 福井酒造(株)は、1636年(寛永16年)に越後三根山藩主(現在の新潟市西蒲区峰岡)に、清酒を献上したとの記録があるほどの歴史のある酒蔵である。
 特別本醸造峰乃白梅は、雪中梅 と『越乃寒梅』と並んで、『越の三梅』と称される銘酒と言われている。

麒麟山伝辛
 麒麟山伝辛は、麒麟山酒造(株)が製造販売している地元の清酒である。麒麟山酒造(株) は、福島県境に近い阿賀野川を臨む旧東蒲原郡津川町(現阿賀町津川)と言う山深いところにある。
 麒麟山酒造(株)は、1843年(天保14年)に木炭商の齋藤吉左ェ門が、酒造業を始めたのが最初と言われている。
 代々の当主が、辛口淡麗の清酒を好んだことから、いつの時代でも辛口淡麗の酒造りを貫いている。

駅弁ほたて舞
 駅弁ほたて舞は、(株)長岡浩養軒が製造販売している駅弁である。長岡浩養軒は、新潟県長岡市にある。
 駅弁ほたて舞は、ホタテのきざみなどの入ったかやくご飯(少し粘り気がある)が1ケース(上段)、鶏唐揚、ホタテ、卵焼き、蒲鉾及び舞茸などが入ったおかずが1ケース(下段)あり、これらが2段重ねで販売されている。
 駅弁ほたて舞は、主に上越新幹線の車内販売で購入可能だが、駅売店などでも購入可能である。

ルレクチェ(Le lectier)
 ルレクチェ(Le lectier)は、新潟県新潟市南区(旧白根市)内で栽培・収穫される西洋梨である。新潟県新潟市南区(旧白根市)には日本一の大河・信濃川があり、信濃川が運び堆積した肥沃な土地によりこのルレクチェは栽培される。
 ルレクチェは、1903年(明治36年)頃にフランス(オルレアン)から新潟県内に苗が持ち込まれ栽培され始めた。しかし、栽培が大変困難で希少価値が高く貴重品とされている。
 ルレクチェは、10月頃に収穫されるが約40日間ほど寝かせてから(追い熟)出荷される。

    ルレクチェ・食べ頃5つのサイン
  1. 色 …果実全体が鮮やかな黄色に変わる。
  2. 香り…甘い香りがしてくる。
  3. へた…茶色のへたが黒くシワシワになる。
  4. くび…へたに近い実のくびの部分が黒ずんでくる。
  5. 硬さ…手に持つとやや弾力のある感触になる。

マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)
 マルゲリット・マリーラ(Marguerite Marillat)は、フランス産の西洋梨である。主な国内産地は、山形県の様であるが、新潟県内でも栽培されている。
 マリーラ(Marillat)氏によって、発見された品種であることから、品種名にマリーラ(Marillat)が冠された。
 マルゲリット・マリーラは、ルレクチェ(Le lectier)と同様に追い熟が必要で、約10日間ほど寝かせてから(追い熟)出荷される。
 したがって、食感は、ルレクチェに似ている。

あんぽ柿
 あんぽ柿は、佐渡島内で栽培・収穫された『おけさ柿』を追い熟し、硫黄燻蒸した干し柿である。あんぽ柿は、福島県伊達市で大正時代に開発された。
 佐渡のあんぽ柿は、10月中旬から12月に掛けて生産され、通常の干し柿に比べて水分の含有が約40%~45%と高く、中の果肉がゼリーの様になっている。
 なお、佐渡島の羽茂地区への『おけさ柿』は、農業普及員・杉田清(新潟県東頚城郡安塚町出身)が昭和7年頃に初めて導入した。

巨峰
 巨峰は、日本原産の葡萄である。原種は、オーストラリア産『センテニアル』と岡山県産『石原早生』であり、1942年(昭和17年)に『石原センテニアル』として誕生した。
 巨峰は、葡萄の品種名ではなく、商標名である。1954年(昭和29年)に、特許庁に商標出願がなされ、1955年(昭和30年)に商標として認められた。
 現在は、長野県が生産量日本一を誇っている。最近は、種無し巨峰などもある。

update:2010.04.10
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