「何で、そーなるの~?」というのは、萩本欽ちゃんのコント55号の決めセリフ
日本の電力行政を見ていると「何で、そーなるの~?」という、疑問ばかり
『地元の賛成が無ければ、汚染水の海洋投棄はしない』との覚書を交わしておきながら、漁協の反対があっても、今日に投棄するそうだ
何日も前に海洋投棄を決定しながら、漁協の幹部と面会し、『賛成は貰えなかったが、理解はしいただけた』、と言う
単に、「聞くだけは聞きました」のアリバイ工作?
おまけに、官邸幹部は『反対していると、福島復興は遅れる』と言って、血も涙も無いことをいう
せめて、原発の事故を反省して、原子力発電はできる限り自然エネルギーに替えていくとか言えないのかな~
ヨーロッパの西北端にアイスランドという島国がある・・・・・日本ではあまり知られていないが
無料にできるのは、電気を地熱発電でまかなっているから
アイスランドは、日本と同じく火山の上に乗った島国
あちこちにマグマがある・・・・・当然、温泉も多い
地熱発電の構造は大まか下図のようになっているようだ
地層に閉じ込められたマグマの熱での水蒸気溜まりから、水蒸気を導いて蒸気タービンを回して、発電する
地熱発電の長所は、
①温暖化ガスを出さず、②一年中一定の電力を作り出し、③装置のコストが安く、③維持管理コストが少ない、④装置が簡単で建設費用が安い
と他の自然エネルギーや原子量に比べて、欠点が少ない
維持コストがかからないので、税金で地熱発電所を作ってしまえば、電気量は無料にできる
欠点は、日本の火山周辺の多くが国立公園のなかにある
つまり景観を損ねる建設物を作れない
でも、公園内にはダム、発電所など幾つもある
観光の邪魔にならない場所に、景観を害さない様に作ればば良いと思うのだけれど
後は、火山性のガスが出ることがある
日本には、箱根の大涌谷、那須の殺生河原など、多くン場所で火山性ガスが常時噴き出しているので、コントロールは可能だ
万一、事故があっても、人家が遠い場所なら対処可能だ
ただ、発電規模が原子力よりは小さいので、日本に百基も作る必要があるいかもしれない
原子力は、ものすごく汚いエネルギー源で
事故で完全にルトダウンすると、一発で周囲の数県が居住できなくなるほどの、怖いエネルギー源
これは私の邪推だが、
なぜ電力行政で、地熱発電に本格的に取り組まないのか?
産業として小規模で、魅力が無い?
原子力発電所は、一ヶ所で○○重工、××電気、△△組建設、××不動産などなど、何十万人という雇用を生み出す
地熱発電の産業規模は、原子力の何十分の一とか百分の一とか
だから、資本家から見ても面白味がないし
資本家が儲からないと、政治家にも恩恵がない
でも、国内の電気料金が1/5~1/10になれば、アルミの精錬、水素ガスの製造、など多くの産業が発展するし
輸出競争力も大幅アップだし
電気自動車の燃費が、1~2円/kmなんてなると、国民も事業者も大いに助かるはず
まして、日本の地熱エネルギーの埋蔵量は、世界第三位
国土の面積からすれば、トップクラス
アイスランドと日本の違いは、政治家の質の違いなのだろうか???
家庭の電気料金は無料にすれば、絶対に支持率アップだと思う