雀風窯…陶芸日記

雀風窯…陶芸日記

東京に住む陶芸家のひとりごと。陶芸の初心者へのアドバイスもお届けします。
こちらを見たら、次は工房一楽http://members2.jcom.home.ne.jp/takamasa3990/を見ていただけると嬉しいです。

もう、三年近く前にブロ友のナマコさんのブログに

この焼き物の作り方はどうやるの?とアップされた

 

柿釉に藁白らしき、ストライプ

 

私の考えでは、マスキングテ-プを張って、柿釉をかける

 

マスキングテープを剥がした後に藁白釉を筆で塗ると考えた

 

それで作った一回目に三個ほどの器

一応、それらしくはなっているが、傷だらけ

 

二回目に、三個ほど作ったが、良くできたものでもこんな状態

いまいち

 

今年、酸化目のチャレンジで、三個作った

 

手作りなので、それなりの釉の濃淡などがあるが、殆ど無傷と言ってよさそう

 

「三度目の正直」・・・・・ちょっと違うか?

 

 

デザインは、それなりに自分で考えなければ、自分の作品にならないと思うので

柿釉に藁白のストライプのチャレンジは、これで落着です

 

 

ことによると、実際に窯元ではマスキングテープなどを使わず、柿釉に直接に藁白釉のストライプを入れているのかもしれない

 

 

 

 

当地で普通に生えるタケノコは、桜の直後に出てくる孟宗竹と

 

梅雨の前に出る真竹

 

それぞれ味に全く違った美味しさがある

 

当地では、今は真竹が最盛期

 

我が家では、二年前に竹藪を維持管理する体力が無くなったので、竹藪を1/4程に縮小

 

それでも結構出てくれる

 

東北や北海道では、タケノコ狩りに山に入った人が熊に襲われると言う

 

筍は熊の大好物だそうで

 

人はタケノコをたくさん持っていると学習してしまうと、好んで人を襲うようになることがあるとか

 

自宅で、安心して筍を採れるのも贅沢になりそう

今日は早朝から、還元焼成にかかる

 

朝から全集中(「鬼滅の刃」参照)したので、昼頃にはエネルギー切れでカラータイマーが点滅(ウルトラマンか?)

 

 

コロナ前は月に一回以上、窯焚きをしていた

 

コロナで会員んが1/3~1/4になってしまったえーんので、三カ月に一回ほどになっている

 

まして、還元になると半年に一回ほど

 

コツを忘れそうになる

 

還元は黒煙が出るので、前日の天気予報で風が3m以上あることを確認している

 

今日は、午前中は無風だが、午後になると4mほどの強めの風邪になるという

 

絶好の還元日和だ

 

960度で下の色見穴から、炎が出始めた

温度計の下の方が、もう50年近く

ひかりで表示板カバーが劣化して、濁り、読み取りにくくなっている

 

人間と同じく、日光を浴びすぎての白内障だ

 

(ちなみに、表示がLEDで一秒間に何十回となく点滅しているので、シャッターが開くタイミングで、文字の一部が消えて写る

 

ちなみに、上の温度計の表示は1107度

 

「07」だけが写真委写っている

 

(シャッター速度を1/20秒以下にすれば確実に全部の数字が写ります)

 

1140度で、一時間練らして終了

 

明日の夕方の窯出しが楽しみ

 

 

 

織部の参考にしようと、古い図書を引っ張り出した

 

陶芸を始めて間もなくの頃にに購入した本

 

ボロボロで奥付が見えないが、昭和45年ころか(1970年頃)

 

こんな状態になっている

 

広げたら、更にバラバラに

 

同じ頃の別の本も、同様

1870年前後に、新しい製本技術が出現

 

本をカットして、背を接着合いで接着している

 

その接着剤が劣化したので、バラバラになる

 

明治から、昭和60頃までの本は、ホチキスでとめている

 

そのホチキスが錆びて、同じように本がバラバラになる

 

更に明治以降、西洋の製紙技術が日本に伝わってきてきて、紙の大量生産が始まった

 

西洋の製紙方法だと、パルプを酸で処理する

 

その酸が繊維に残って、経年で神繊維が酸によって壊されて、紙がボロボロになるという

 

結局、明治以降の本は、どのみちバラバラか、ボロボロになる運命だ

 

 

 

丈夫なのが、江戸時代からそれ以前の本

 

和紙は中性紙なので経年劣化がほとんどない

 

綴じている素材が、和紙の「こより」やら、糸なので劣化しにくいし

 

劣化しても、新しく補填できる

 

 

 

明治以降より、江戸時代以前の方が優れているなんて、何が何だか

我が家のマーブル

13カ月の女の子

 

猫の飼うのに必要なのは、

家に慣れるまでのケージ、トイレ(砂と器)、餌皿、水の皿、猫の野菜、爪研ぎ板などか

 

マーブルは、人間なら18歳くらいの女の子

 

乱暴者、いやいやお転婆娘か

 

障子への攻撃が凄い

 

二カ月に一回、障子の切り貼りをしている

 

これが、昨日の張替え前の障子の一部

 

そこで必要になるのが、

 

障子紙、障子糊、カッター、長い金属物差し、写真右下の大きなベニヤ板mなどなど

昨日、半日ほどかけて破られた障子の切り貼りが完了

 

雪見障子の張替え完了

そうでなくともマーブルのために多くの時間を割く

 

猫の手も借りたいのに、切り貼り作業を見ても知らんふり

 

どころか、置いてあった新しい障子紙に、爪攻撃

 

新品のの障子紙が、一巻が穴だらけ

 

 

何度も張り替えていると、同じ障子紙が品切れとなる

 

紙が替わると、色が違ってくるので、みっともないが

 

当分の応急手当だ