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雀風窯…陶芸日記

東京に住む陶芸家のひとりごと。陶芸の初心者へのアドバイスもお届けします。
こちらを見たら、次は工房一楽http://members2.jcom.home.ne.jp/takamasa3990/を見ていただけると嬉しいです。

織部の参考にしようと、古い図書を引っ張り出した

 

陶芸を始めて間もなくの頃にに購入した本

 

ボロボロで奥付が見えないが、昭和45年ころか(1970年頃)

 

こんな状態になっている

 

広げたら、更にバラバラに

 

同じ頃の別の本も、同様

1870年前後に、新しい製本技術が出現

 

本をカットして、背を接着合いで接着している

 

その接着剤が劣化したので、バラバラになる

 

明治から、昭和60頃までの本は、ホチキスでとめている

 

そのホチキスが錆びて、同じように本がバラバラになる

 

更に明治以降、西洋の製紙技術が日本に伝わってきてきて、紙の大量生産が始まった

 

西洋の製紙方法だと、パルプを酸で処理する

 

その酸が繊維に残って、経年で神繊維が酸によって壊されて、紙がボロボロになるという

 

結局、明治以降の本は、どのみちバラバラか、ボロボロになる運命だ

 

 

 

丈夫なのが、江戸時代からそれ以前の本

 

和紙は中性紙なので経年劣化がほとんどない

 

綴じている素材が、和紙の「こより」やら、糸なので劣化しにくいし

 

劣化しても、新しく補填できる

 

 

 

明治以降より、江戸時代以前の方が優れているなんて、何が何だか

我が家のマーブル

13カ月の女の子

 

猫の飼うのに必要なのは、

家に慣れるまでのケージ、トイレ(砂と器)、餌皿、水の皿、猫の野菜、爪研ぎ板などか

 

マーブルは、人間なら18歳くらいの女の子

 

乱暴者、いやいやお転婆娘か

 

障子への攻撃が凄い

 

二カ月に一回、障子の切り貼りをしている

 

これが、昨日の張替え前の障子の一部

 

そこで必要になるのが、

 

障子紙、障子糊、カッター、長い金属物差し、写真右下の大きなベニヤ板mなどなど

昨日、半日ほどかけて破られた障子の切り貼りが完了

 

雪見障子の張替え完了

そうでなくともマーブルのために多くの時間を割く

 

猫の手も借りたいのに、切り貼り作業を見ても知らんふり

 

どころか、置いてあった新しい障子紙に、爪攻撃

 

新品のの障子紙が、一巻が穴だらけ

 

 

何度も張り替えていると、同じ障子紙が品切れとなる

 

紙が替わると、色が違ってくるので、みっともないが

 

当分の応急手当だ

 

ちょっとしたボランティア・・・・・略してチョボラ

 

市の緑地広場を管理している

 

参加は10名ほどだが、平均年齢80歳近い

いつまで続くかな

 

今日は、草刈り

 

こんなに草が伸びてしまったが、見る人によっては、緑したたる景色

野の花も美しい

 

草刈り後になると

 

さっぱりしたといえるし、緑が消えたともいえる

 

野の花についていえば、まるで砂漠

 

草を茂ったまま放置すると、夏の終わりごろは大変なことになるので、まあ、刈るしかない

 

 

コロナ前に陶芸教室の作品展で、友からもらったコチョウラン(胡蝶蘭)

 

最初は花が全くつかないほど、下手な管理だったが

 

ここ三年ほど、一連で咲かせえることができるようになった

 

今年は、なんと二連

(コチョウランは素焼きの鉢を使うので、汚れる。写真を撮るには鉢カバーをつけるべきでした)

 

蕾が全部そろってから、花枝を針金で整えれば良いと思っていたがえー

 

ランに詳しい人に聞いたら、蕾が出そろてからでは遅いという

 

枝が固くなて、姿を整えられないとか

 

今回は結局、花枝が「ハ」の字に開いたままになってしまった

 

無理に花枝整形すると、枝が折れるので、むちゃはできない

 

残念・・・・次回は上手くやります

 

陶芸では、時々自分の作品を切ってみろと言われた

 

縦と横に切ってみると、肉厚のばらつきや、成作の問題がはっきりわかる

 

先日、素焼きの窯出しの時に、うっかり落として割ってしまったマグ

 

8個の注文で11個作ったので、割っても問題はない

 

最近、作りなれてしまっい、(教える場合以外は)作品を切ってみることは殆ど無いので、チャンスだ

(全高:13cm)

 

口辺の肉厚5mm、

 

底から1cm上から口辺まで均一で4.5mm

 

底厚5mm

 

 

高台脇の削りは、全体の高さの1/4

 

欠点は、下の写真の青い部分の肉を、もう少し減らしておけば、さらに20gほどは軽くなったはず

 

注文が、「焼酎のお湯割りマグ」兼「ビアマグ」と言うことだったので、肉厚の設定に悩んだ

 

ビアマグだったら、胴の肉厚4mmにする

 

焼酎マグだったら、胴の肉厚5~5.5、、と考えているが

 

兼用になると肉厚の設定にに迷う

 

轆轤を挽きながら、気分的かつ直感的に4.5mmと考えるとちゃんと4.5mmに挽ける

 

誰かが傍にいて、『』それで本当に4.5mmですか?』なんて一言いわれたら、迷いが生じてしまい、肉厚を4.5mmで均一にするなんてできない

 

何とも、困ったものだ

 

窯元で轆轤を挽く人なんか、何と言わようと、指定の厚さに挽ける

 

 

皆様、時々はご自分の作品を切り糸で切ってみてください

 

教室でそう言っても、切る人は全くと言って良いほど居ない

 

私は、成形を教えなたら、成型見本を必ず縦横に切って教えているのだけれど