和菓子には錦玉羹という、寒天液に砂糖を加えて煮溶かし固めたものがあります。
透明で涼しげに見えるので、金魚鉢ゼリーなど、夏の意匠でよく見られます。
寒天は昔から食感が苦手で、断然ゼラチン派だったのですが、
和菓子作りにはこの錦玉が不可欠。
そして作ってみたところ、
あれ、なんだこれ、美味しい…!
ってことで今は寒天らぶ♡です。
こちらは初めて錦玉を使って作った『虹』。
(デスクマットのようですが寒天です。)
しかしこの錦玉羹。
より透明に仕上げようとすると、恐ろしい程の砂糖を投入しなくてはいけません。
この量、溶けんのか?ってくらいの量なんですが、
出来上がったものを食べてみるとそんなに甘くなく、
むしろ美味しくて困る、まさに悪魔の食べ物です。
よく『和菓子はヘルシー』なんて言われますが、
作ってみるとそうでもないものもあるので要注意です(*_*)
とにかく私は手軽に少量作りたいので、
もっぱら粉寒天を愛用しています。
こちらは『おはじき』をイメージして作りました。
和菓子作りでも、コルネがめちゃくちゃ役に立っています。
余談ですが。
私の母方の祖父は、母が高校生の時に亡くなっていますが、
寒天工場を営んでいたそうです。
今頃になって縁を感じます。
@melody