仕事の話などを書いても楽しくはないので、食事の話ばかり少し。


昼間のNHKテレビで、四角い話をまーるくおさめてくれたのは顔が四角い仁鶴だった。


言葉に壁がある仕事の四角い話をまーるくおさめてくれるのはフルーツカクテル。



相手の言ってることを理解しようとしてるふりをしながら、これをどんなフルーツが混ざっているのか考えながら飲むと、確かに仕事で四角くなりかけた顔も丸くなった。マンゴーとバナナと、それくらいしか思いつかなかったけど。


日本で商談の後に酒を酌み交わすことに比べると、ロンパールームみたいな商談に見える。丸くおさまるならどちらでもいいか。


商談が済んで昼はインド料理のブュッフェ。食べさせたいものより自分が食べたいものを出す店に連れて行くのがインド人の作法か。おれはそちらの方がうれしい。たまに海外で日本食レストランへ連れて行かれると冷める。そうなる前に前哨戦ははるけれど。


新しくできた店だ、と胸を張るお取引先様。




まずはスープ。チキンとガーリック。酢トウガラシをトッピング。器がデカすぎるので半分くらいにしておく。



続いてサラダとソースのコーナー。ソースは原材料がなんなのか分からないものばかりだが、天性の嗅覚でうまそうなものをとる。



おれにとっての主菜であるビリヤニの存在をまず確認しておく。



野菜。

出張中は野菜、特に生野菜不足に陥るので、こういう機会にたくさん食べておく。中央の緑の葉っぱがうまかった。日本でも食べたことがあるが、何の葉っぱなのかはわからない。噛むとゴマの香りがする。柔らかくて食べやすい。



野菜の後に、米とタンパク質軍団。

苦手のマトンもケバブなら少しは食べられる。



最後に、食べた中で特うまかった選抜メンバーを少しずつ招集して少数精鋭のダメ押しの一皿にして食べ上げる。



色とりどりのフルーツコーナー。右から二つ目はスクランブルエッグではない。プリンだ。



紅茶には砂糖を飽和状態以上に入れる。甘すぎるという言葉はインド語にはないのかもしれない。



郷にしたがったら、丸くなったのは顔だけでなく、腹もだった。