2000枚の梱包用プチプチシートを捨てるために空気抜き作業をする。やる前からうんざりだが、もう一件やらねばならない仕事を思い出してしまった。お盆前にやっておけばよかった。
それは木製のパレットの破壊である。C国からの輸入品が乗っていた1.1メートル四方の使い捨て木製パレット。C国はパレットも作りが荒い。それがしばらく日さらし雨さらしにあって余計にひねくれて、いかにも手ごわい。暑い中1日2枚が処理限度だ。できるだけ小さく破壊する。
破壊道具は電動ノコギリとバール、くぎ抜きなどだ。マスクと眼鏡カバーは必須で、つなぎに着替えての作業となる。けがをさせてはいけないのでこの作業は自分がやることにしている。すでに次の荷物がパレットに乗ってC国を出発しているので、今残っている2枚を今日、殲滅してしまうことにした。大汗をかくので午後3時から市営プールも予約した。今日は3時前に上がると職場には伝えてあった。
破壊する場所は当然屋外だが日陰ではある。ところが今まで気が付かなかったのだが、エアコンの室外機の目の前だ。熱風が吹き付けている。でもほかに場所はない。
一枚目。これは比較的破壊しやすかった。材木は単純な一枚板で、電ノコでスイスイ切れた。だが、作業開始して間も無く大汗をかいていた。うつむいて作業していたら、どこからか汗が垂れてきてメガネの内側に落ちた。破壊に約30分。
二枚目。
これは強者だった。こんなに丈夫に作る必要があるのか。荷物を乗せる面など三重に板がはられている。コンチクシヨーといいたくなるくらい釘が打ち込まれている。要塞、そんなイメージを抱いた。
そういえば、ハカイダーっていたな。ヒーロー物、キカイダーの敵。
借りた写真です。悪そうだけど、カッコいいな。
3枚板は電ノコの刃が届かないので、板を剥ぐことにする。バールを無理やり差し込んで梃子の原理をきかす。直感で、これはおれの体重と筋力では無理だわ、と悟った。面倒だし、効果があるかわからないが、阻んでいる部分の釘を一本一本バールで抜いていく。時計を見たら2時前だ。
この作業を動画に撮って後で見たら面白かったかもしれない。一人のおじさんがパレットを壊すのに四苦八苦し、色々工夫し、少しずつ壊していく。
プールに行くには2時半には作業を終えたい。なお、パレットは2枚でなく3枚あった。体力的に2枚が限度。今日はうまい酒が飲めることが約束された。脱水なんのその。水分は夜までとらん。
汗まみれ、木屑まみれでとりあえず顔を洗い、海パンとTシャツに着替える。早くプールに飛び込みたい。じゃあ行って来るから、と職場に声をかけてプールへ向かう。
市営プールに到着。
まず、ダーっとシャワーを浴びる。そしてプール。天国。
プールに浸かって体の粗熱をとってから泳ぎ始める。実は水泳に小はまりしている。
コロナ前以来のプールだが、コロナ前もプールといえばこどもを遊ばせる場所であり、自分で泳ぐということはほとんどなかった。
でも今年一人でプールに通うようになり、カッコよく泳いでいる人を見て、あこがれてしまった。で、動画アプリで泳ぎ方のコツみたいなのを選んで見てるうちに、いくつかそれは使えるかも、というコツがあり、試してみると、以前とは全然違う泳ぎが出来た。スイスイとまではいかないが、明らかに以前より少ないストロークで泳ぎきれる。謙虚な自分が言うのだから、なかなかの進歩なのだ。
泳いで疲れて久しぶりに健康的にお腹が空いた。閉園の5時まで泳いだ。気がついたらこの競泳用プールで泳いでいる人は4人で、監視員は6人だった。
夕食前の計量。脱水かも。
夕食はハンバーガー。小さくガッツ。

