日曜日の恒例となってしまった昼飲み。


確実にギンギンに冷えた梅味の9%の缶チューハイが買えるスーパーまで、近くはないけれど出向き、それを仕入れて小さな森林公園にたどり着く。


こんな蒸し暑い午後に外飲みはどうかと思うが、缶チューハイがあれば、ちょっとしたソロキャンプ気分だ。木陰で案外涼しく、ありがたいことに虫もいない。


チューハイが胃に落ちて、じわーとしみてくる。


イヤホンで聴くAMラジオがノイズを拾う。雷が近づいているようだ。ラジオを聴きながら本を読む。靴を脱いでベンチにあぐらをかく。


誰もこの公園に来ない。ベンチに寝転がって本を読む。木の枝から空が透けて見える。いつ雨が降ってもおかしくない。降ってもいいし、降らなくてもいい。濡れてもいい格好で来た。


缶チューハイが空いた。冷えが引く前に飲み終えた。もう一本買いに行こうか。二本もロング缶を昼飲みするのは初めてだけど。日曜日の午後にこそ考えることが色々ある。遠くで雷が鳴っている。変な風が吹き出した。