娘がパソコンを使っていたので、遊んでいるのかなと思ったら、プログラミングの勉強をしているという。

小学校で習っているという。

 

プログラミングという言葉は聞いたことがあるが、どういうことをやっているのか見当がつかない。コンピューターに作業させる指示書のようなものを打ち込んでいるのだろうか。

 

身の回りがコンピューターだらけになり、使い方だけなら、それも自分で必要な操作くらいは何とか覚えたつもりだが、なんでこんなことができるんだろうか、というあたりになると思考停止になる。まあ、動いてくれればいいや、程度の意識のくせに事務所のパソコンのインターネット接続がおかしくなると、すぐに騒ぎ出すという扱いにくいユーザーではある。

 

しばらく前に、自動車運転免許にAT限定というのができて、むしろ今のドライバーはそっちで済ますほうが多いと聞いて嘆いた。車を運転するんだったらミッションの仕組みくらい知っておくべきで、運転する機会はめったにないだろうがMT車のことも学ぶだけは学んでおくべきだ、ともほざいた。車の最低限の構造も学ばないことが、ひいては車離れをよんでいるとまで壮語してしまった。

 

それに対し、小学生のうちからコンピューターの仕組みともいえるプログラミングを学ばせるとは、空振り続きの教育行政の久しぶりのヒット、2塁打くらいか、と言えるかもしれない。少なくとも車に対する考え方とはいい方向に逆行しているように見える。素人考えなので的外れなことを言っているかもしれないが、少なくとも悪いことではないような気がする。

 

娘がプログラムを組んだゲームを動かすと、クマの人形がどんどん出てくるリンゴにぶつかって消していく。ちゃんとタイマーとスコアまで出てくる。失敗するとGAME OVERという文字が出てくる。なにしろ学んでいる娘は楽しそうである。自分も小学生レベルからちょっとやってみようかと思う。