転入生で、アメリカの高校をアーリーで卒業する方法。 | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

今、ある先生のところに2人の高校生の男の子が滞在しています。

 

短期留学は私はいつも1つの家庭に、

ゲストは1名としているのですが、

この男の子たちは特殊なんです。

 

ホームスクーリングを行っている先生のお宅に2人で長期滞在しています。

 

まず一人はAPクラス、つまりアドバンスプレースメントのコースを取っている男の子です。

そのテストに向けて頑張っていました。とても優秀な男の子なので先日受けたAPテストの結果はきっと、とてもいいと思います。

APコースとは、アメリカの大学のコースです。高校生でAPコースをとると大学ではとても楽で、大学の単位を高校生のときに履修してしまうわけなので早く卒業もできます。

 

この男の子には娘と息子が時間があるときにはSATの対策を指導しました。SAT頑張りました。そして先日受けたACTテストも自己最高点でとてもいい点数を取ることができました。いよいよ明日が卒業式です。

 

そしてもう一人はお父様の赴任のため、日本の中学を卒業してからこちらアメリカにきました。

早めに来て環境に慣れるのも大切ですが、今はファイナルで現地校は忙しいし、家にいても時間がもったいないです。そのためこの男の子のお父様は私にどうしたらいいかを相談にみえました。そして相談した結果、

現地校は、8月の中旬から学校が始まりますが、それまでの間、

先生のお宅でホームスクーリングをして単位をここで取得してはどうかと。

 

そうすることによって、一学年を落としてアメリカの現地校に入ることもなく、

(アメリカに来たばかりの子はカウンセラーが英語力を考慮して一学年落としたらいいとよく言います。でもここで一学年落として入ってしまうと高校の卒業がさらに遅れてしまいます)

 

この問題を解決するには、この夏に単位をとってしまえば、高校をアーリーで卒業することができるのです。

 

日本の中学の3年生がアメリカの高校生なので、日本で取得した単位もホームスクーリングの先生と現地校の先生と連絡を取ってもらい、日本での中学3年生でとった単位も考慮してもらえて、使っていただけることができるように交渉してもらいました。

 

日本の高校は3月が卒業式ですが

アメリカの高校は5月の末か6月が卒業式。

そのため、どうしても一年遅れての大学入学または秋入学になってしまいますが、

上記の男の子はアメリカの高校を6月ではなく、6ヶ月早い12月でどうやら卒業ができそうです。日本の一般受験とそのあと帰国子女の枠のテスト対策もできます。

 

この男の子はなんと13クレジット

このホームスクーリングでとってしまいました。とにかく毎日ホームステイ先で必死で勉強をしました。そして一学年学年を落としてスタートするのではなく10年生として今度の8月の新学期からスタートすることができる。と現地校のカウンセラーから連絡がきました。

 

こんな方法もあります。

私はとても喜んでいます。