娘、ボランティアでドジをする。 | アメリカおばさんのブログ

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アメリカの学校の先生と日本語学校の補習校の先生をしています。教育のこと、習慣の違いに驚いたこと日々感じたこと、起こったことなど独り言を書いてみたいと思っています。趣味は料理です。

アメリカではボランテイアをどのくらいしたか?どのくらい地元に貢献したか?などど大学の申し込みや大学院の申し込みに書く欄がある。

でも娘はボランティアを「大学に入る為にしているのではないんだ」って言うの。
「学校が綺麗になれば良い。そして町が綺麗になればいいから?」って聞くと、

「うーん。そんなんじゃないんだなあ、とにかく楽しいんだよね。この充実感、満足感はなんていったらいいだろうなあ」っていうの。ラブラブ

余談ですけど。
娘の通っている高校は公立。約2500人が通っている学校なんだけど。とにかく新しくって綺麗な学校。新しい素敵なソフアがあちこちにあって、ここでもすわって勉強もできるのです。モザイクの壁。
プールもダイビングプールまであって日本の私立の高校でもここまであるかなあというくらい素晴らしい。なんせ、マーチングバンドの為に、遠征の為に楽器を運ぶ大型のトラックトレーラーが2台ある。毎年大会で全米第一位だからね。市でも特別予算組んでいると思う。のです。テニスコート、フットボールの練習場、サッカーボール、陸上のための運動場。それぞれあるの。とにかく広い!!!
学校の中には監視カメラが各所にある。目カフエテリアが狭かったので、2年かけて大幅に増設。しかも学校の中にスターバックスやバーガーキング、ピザハットがあるの。公立の高校ですけど。合格
学校は、すべて冷暖房完備です。日本の学校と日本の学校の大きな違いは
アメリカはどこも冷暖房完備ですよ。扇風機のある教室なんてありません。
息子や娘は「日本の方が健康的だし、エコでいいんだよ!!日本の方がすごい!!!」と言います。

先生も127人。保健室の先生も5人。カウンセラー、ガイダンスの先生も7人。校長先生は一人だけど、教頭先生が5人もいます。


話が元に戻りますが、
毎週金曜日は、学校の教室一つ一つをチェックしてリサイクルの箱に入った、新聞紙、要らない紙、生徒が捨てたプリント、テスト類を大きなゴミ箱に移して何度も何度も学校の外にあるゴミ箱に運んで捨てることをしている。教室一つ一つと言っても、3000人収容出来る膨大な数の教室。
建物もABCDEF棟まである。体育館も3つあるし、講堂も3つもある。さらに図書館A、B
サイエンスの教室、アートの教室、コンピューター室の数も何部屋もある。
そしてカフエテリアのペットボトルや缶。2時間かかって集める。
実はこれは息子が始めたクラブ活動サイエンスクラブの活動の一つなんだけど。
最初は大勢いるんだけどだんだんみんなおっくうになるのだろう。だんだん少なくなってくる。
娘が高校に入ったときは息子の部活の一つだったんだけど部員数が減って結局出てくるのは娘とギャビーだけ。
「どのくらい集めた?」と競争するんだって。
途中で缶のジュースがふくについたり、靴にこぼれたり。
毎週金曜日は汗とゴミの匂いで臭い。朝、綺麗にして学校に行くのに。
叫び
さらに昨日は、日本人学校が終ったら市の川のゴミを集めるボランテアをしにいった。
私は日本人学校の職員会議があって、終るのが4時。そのあとなんだかんだしていると、4時半だ。そのあと、食料の買い出しをして帰ってくると6時過ぎちゃう。
そこで、旦那に娘を日本人学校が終ったら迎えに来てもらって4時からのボランテアに間に合うようにしてもらった。
会議が終わって、娘の携帯に電話した。
「川に流されたかもしれないと思ってさ、大丈夫?」
「もう大丈夫だよ。今必死で川のゴミ拾っているとこ!!!じゃあね!!!」


集まったのは娘と他に2人。そして部活の顧問の先生だったそうだ。

家に帰って、
食事の支度中。
娘から連絡なし。時計は7時。
旦那は、「大丈夫だろ。きっと皆でハンバーガーでも食べているよ。」
「それにしても3時間だよ。遅くない?」

「終ったぁ!迎えに来て!!!タオルも持って来て!」と携帯から電話。「汗かいたんだねきっと。」
タオルを持って旦那が迎えに行った。
「ただいまあ!!!」
「おかえり!ありゃまどうしたの?」
「川に落ちた!!!お母さんが、川にながされていないか? って電話して来たすぐ後だよ。ちょうど先生に携帯を念のため渡した後だから携帯はぬれなかったけどさ。」

「え???まさか流されたとは!!!すぐ着替えな!お風呂にはいりな。しかし、川の水どうだった?泳げてよかったね。4月から川で泳げるなんてラッキーじゃないの。」

「うん。まあ気持ちよかったよ。滑ってばったりと転んで、川の中に倒れたよ。腰まで入っちゃった。」「冷たかった?水?」「天気がよかったからまあ、そんなでもなかった。」

まあ、靴、服下着までぐっしょりだ!しかもドロン泥!!!

お風呂にはってさっぱりさせてから、

「ところでどのくらいの量だった?ゴミ?なんか「カネ目の物」でも落ちてたかい?」と冗談で笑って聞くと、
「どこかのパン工場と、何かの工場が途中にあるんだけどそこではきっと耳栓を従業員に配られるんだねきっと。だから耳栓が大量に落ちてたり、ビールビンや、木の板だね。ビニールとか缶とか。タイヤのパーツもあったし。いろんなお宝があったよ。」
「ゴミ袋にしてどのくらい?」
「もうね、運べないくらい大量なのよ。だからまとめて袋に入れて、置いておくの。あとからゴミ屋さんが取りにくるって。この間、雪が降ってキャンセルになったでしょ?やらなかったから、大変だった。」

でもボランテアは楽しいんだって!!!
たとえ川に落ちても、ジュースでぐっしょりになっても、犬や猫がときどきどこかから運んでくる何かの種でトゲトゲのものが髪の毛にくっついても。