以前に読んだ茂木さんの本と内容的に似ているのかなと思って手にとったのであるが,その思いは裏切られた。しかし,内容的には期待以上・・・いい意味で裏切られたといってもいい。
特に「化粧」という行為を社会性,脳の自己認識や他者認識との関係で語られていて興味深い。
また,現代,「言葉の化粧」が足らないと警告する。
それは,日本人特有の曖昧な言い方をよしとする意味ではなく,自分が発している言葉や書いている文章を客観的に見ることが必要であるということだ。
掲示板などに書かれている事柄を見るに付け,端から見たときに,それらの言葉がどう受けとめられるのか,どういった影響があるのかを考えることができてないということを言及している。
化粧という行為を,科学的に考えることができる1冊であった。