コラム第48回 2014年1月31日 「書類を放置すると、事業所は死ぬ(かもしれない)」 | GTBコンサルティング 平賀 正志(中小企業診断士)


年が明けて、早1ヵ月経とうとしています。


スタートは上々でしょうか?





今日は、書類の話をしたいと思います。


「何の書類?」と訝しがられるかもしれませんが、何でもいいんです、


その書類が、会社やお店のものであるなら。



会社・お店の中には、どんな書類があるでしょうか?


請求書、領収書、納品書、見積書、契約書、決算書、会計書類、


業務用備品や資産のカタログ・仕様書、給与計算書類、人事関連書類、


などなど、数多くの種類の書類があるはずです。



これを読んでくださるあなたは、自分の会社・お店のそれらの書類が


・どこにあるか


・きちんと保管ができているか


・内容をよく理解できているか


・その内容に対し取るべき行動が取れているか


把握なさっているでしょうか?




「書類のことは総務に任せてあるから」なんて経営者の方が多いですが、


それが命取りになったりします。


経営者ご本人が必ず確認すべきです。



苦情の手紙が来ているのに、総務担当の従業員の方に任せるのですか?


顧客を失いますよ。


取引先倒産にかかる資産凍結の連絡が来ているのに、任せるのですが?


債権回収が全くできなくなるかもしれませんよ。




どちらも経営のかなり重要な部分の話です。


もちろん日常的にジャンクメールと言わざるを得ない書類が山ほど


送りつけられるのもまた事実です。しかし、そういう書類に紛れて、貴重な


すぐに適切な行動が求められる書類も届いています。


その対処が遅れたり、取るべき行動が取れなかったら、経営に大打撃を与えます。





書類というのは、どれも皆様の事業活動の結果、発生するものです。


(注文をしたから、納品書が来る。お金を借りたから、借入契約書を取り交わす)


ですから、書類を確認する=日常の行動をチェックする、ことなのです。


それをしない方が、どうやって自己改革できるのでしょう?





書類扱いを疎かにしないでください。


大したことではないかもしれませんが、小さいことが大きな影響を及ぼします。



当方は、書類の管理方法・読み方・その対処方法などについてもご支援させて


いただきますので、ぜひご相談を。総務・経理・人事の各業務への従事が


勤め人時代に最も長く深く経験したことです。きっとお役に立てるものと思います


から、お気軽にお知らせください。



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