日本でのイメージが強すぎ、結婚式といえばどんなに小さくても
ある程度フォーマルさがあるもの、という認識でいましたが、
シンガポールでの参列を経て、固定観念が一気に打ち破られました。
いや、「シンガポールでの参列」という言葉は適切ではないかもしれません。
というのも、シンガポールは他民族国家。
中華系、マレー系、インド系等の多くの民族から構成された都市国家です。
今回参列したのは「マレー系」の結婚式です。
だからここで起こったことはあくまで「マレー系」の結婚式においてのことであります。
せっかくのシンガポールなので、比較対象は「中華系」にしましょう。
同じ国においてもこれら2つの民族の結婚式はどんな違いがあるのでしょうか?
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■違い①:開始の時間
今回は結婚式というよりは日本で言う披露宴に近いものだったのですが、
(正式な式はブルネイで盛大にやったそうで…)
この披露宴、マレー系はだいたい昼からはじめる、
一方で中華系はだいたい夜スタートなのだそうです。
これは私論ですが、やはり「アルコール」の問題なのでしょうかね?!
マレー系はイスラム教ですから、お酒は飲めない、だから昼?!
一方で中華系といえばやっぱり酒でしょう…夜でしょう…?!
■違い②:食事のスタイル

上の写真をご覧いただいたように、マレー系の披露宴の食事の特徴は「ビッフェ」スタイル。
思い思いに好きなものを選んでとって食べるのです。披露宴といえども、
いつも通り「手」で食べても大丈夫なのですよ。

一方で中華系の披露宴は、円卓を囲んで中華を食べるのを想像していただければわかるように、
一品一品出てくるあんな感じだそうです。
■違い③:会場

天井が高くてちょっと立派そうに見えるこちらの建物ですが、
実は「コミュニティセンター」です。団地と団地の間にある公民館のような施設です。
決してキレイなわけでもないし、特別な何かがあるわけでもありません。
ただ、舞台上に新郎新婦のためのちょっとした空間が設置されるだけ。
一方で中華系の結婚式は主に中華レストラン、またはホテルだそう。
この違いは、違い②の食事のスタイルによるところが大きいかな。
■違い④:新郎新婦の登場
お腹もいっぱいになってきたところで、新郎新婦が登場です!

あの「壇上」に上がります。

このようにマレー式では、新郎新婦が後から登場してきます。
一方で、中華式では新郎新婦が最初からいるのだそう。
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以上の「マレー系と中華系の披露宴の違い4条」は、中華系シンガポール人の話も基づいたものです。
全部をきちんと聞いたわけではないので、多少の違いや偏見ももしかしたらあるかもしれません。
もちろん、違いだけではなく、共通していることもたくさんあります!
例えば「写真大好き!」とか「参列の服装がなんでもアリ!(驚くほどマチマチ…ジーンズとかもOK)」
とかね…日本人の私から見たら、違いよりもむしろ共通項であるこちらの点にビックリしましたけれど!
さて、主役の新郎新婦が登場して何が起こったのか…
それは、「ビックリするほど長い写真撮影!」。
参列のグループごとに壇上に呼ばれて、ギフトを贈呈し、写真を撮ります。
しかも、新郎新婦が埋もれていて誰が主役かもはやわからなくなっているような写真になったり…。

「東南アジア青年の船グループの写真撮影:8カ国からこの日のために駆けつけました!」
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さてさて、自分たちの写真撮影が終わってしまうと…
「じゃあマーライオンでも見に行こっか!」
そのあっけなさに、えぇーという感じですが…
結婚式のために来たので、まさかたった1日の滞在で観光やショッピングまでできるなんて
期待すらしていませんでした。常夏のシンガポール、真冬から来たわれわれにとっては暑すぎる…
「カジュアルな服でいいと知っていたら、カジュアルな服で着たのに…」
とちゃっかりジーンズで着たり、着替えを持ってきたりしている人を横目に思ったのでした。