前回記事はこちら
前回の話からだいぶ空いてしまった。
86には載るチャリ・載らないチャリがありました。
それじゃあ遠征できんやん、ということで今回は普段使っている方の車の話です。
今回使うもの
車
トヨタ ハリアー 80系
SUVです。
チャリ
TREK Émonda SL5 フレームサイズ56
使うアイテム
ミノウラ VERGO-TF2 http://www.minoura.jp/japan/transport/vergo-tf/vergo-tf2-wh-kit.html
12mmスルーアクスルアダプター
http://www.minoura.jp/japan/transport/vergo-option/12mm-thruaxle-adapter-front.html
12mm/15mmスルーアクスル用クイック
http://www.minoura.jp/japan/transport/vergo-option/vergo-tf-wheelsupport.htmlオーストリッチ ダミーローター
https://ostrich-az.com/lineup/dummy-rotor/
その他
六角レンチ、レジャーシート、自転車のスタンド
いざ書き出してみると、いろいろ道具を使ってる。
積んでみると
こんな感じです。
すんなり載ったと思うじゃん?
実はわりとギリなんですよね。
ハリアーの難点
ハリアー、手に入れてから思いましたが、
これは所詮アーバンSUV、つまりは見た目優先のファッション!
機能性は正直厳しいです。
難点はいくつかあって
- 天井が低い
- ボトムが高い
- リヤゲート部が傾斜していて、長さの割に容量が無い
というところが問題になります。
バンパーが結構高い割にフラットボトムなので、
全然荷物載らんやん!って納車したての頃に思いました。
ボードを外すとこんな感じ。
ちなみに兄弟車のRAV4は、このトレイの半分ぐらいの高さがデフォルトの床面です。
あちらは実用重視ですね。
これじゃしょうがないので、車載の際はボードとトレイを取っ払います。
それでもクリアランスは結構ギリだったりする。
ただ、位置を奥にしないと今度は後輪の上の方がゲートに当たってしまいます。
これもゲートが斜めじゃなかったらなあ。
載せる手順
車載の手順です。
上がつかえることから、まずはサドルを外します。
外すのがタイヤだけなら自転車をひっくり返せばいいですが、今回はサドルも外すので、スタンドがあったほうがいいと思います。
そのまま次は前輪を抜きます。
フォークが傷になるのでステム等を持って自転車は浮かせたまま、ダミーローターをキャリパーに装着しておきます。
そのままフレームを持ち上げて車に。
このときブレーキレバーが床に付く関係から、
事故らないようにダミーローターを先にはめました。
載せたら、VERGO TFのアタッチメントをフォークに取り付けます。
固定にはスルーアクスルをそのまま使用。
このVERGO TF、通常だとクイックリリースのレバーが入っていて、抜き取ると15mmのスルーアクスル向けになります。
今のロードバイクはよっぽど12mmのスルーアクスルなので、そのアジャストのためにスルーアクスルアダプターをねじ込んで使うというわけです。
で、あとは起こして台座と固定すれば完了!
ちなみに、アタッチメントを台座から外さずに自転車を直接載せて取り付けてもいいのですが、
そのやり方だと、アタッチメントとフォークの固定に使うスルーアクスルが上手く入らない時があって、
避けるために事前の取り付けをやってます。
あとは、前輪を外したときにすぐにアタッチメントを取り付ければ、横倒しにして載せてから起こすという動作も省略できます。
その方が時間かからないですね。
このあたりはやりやすい方でいいでしょう。
また、一個手こずるポイントが有って、
台座と、レール側の受けがズレがち。
フォーク側についてるネジがこの台座とレール側の受けを一直線に抜かないと止まってくれない。
穴の位置を合わせてから載せるんですけど、
ガチャガチャやってる間にズレたりするので手を焼くこともしばしば。
なんとかならんかなあこの造り……
タイヤの固定
アームに対するタイヤの固定には、スルーアクスル用クイックを使います。
これがあんまり便利じゃないんですよね。
いちいちネジ外して、ホイールに通して、再度ネジを締めてアームに引っ掛けるのが面倒くさい。
アーム側がスルーアクスル対応になってくれるといいですね。
まあ対応したらしたで結局固定用のスルーアクスルが必要にはなりますが、どうせ引き抜くならクイックリリースである必要がないので……
ちなみに
クイックリリースのSPEEDSTERを載せる時、
(サドルを抜いてありますが、ボルトを緩めて一番下げるだけでも問題ないです)
前輪を外す
↓
車に載せて、フロントフォークをアタッチメントに載せる
↓
レバーを上げる
だけで完了します。
めっちゃ簡単。
バラしと組み立ての手間を考えたときに、やっぱりリムブレーキでクイックリリース使う自転車の方が簡単なんだよね。
今の流れ的に肩身の狭いリムブレーキ車ですが、
この便利さは捨てがたい、というのは声を大にして言いたいポイントではあります。
まとめ
ハリアーへの車載は荷室の高さという注意点が存在していました。
SUVだからと言って何でもいいわけではなく、縦のクリアランスは求められます。
ちなみに友人はスバルのフォレスターに乗っていますが、あちらのほうがもう少し積むのが楽そうです。
またロードバイクの車載に焦点を当てると、ディスクブレーキ車はそれなりに手順が多いですが、慣れればそんなに時間はかからなくなります。
とはいえ、クイックリリースの方が簡単、というのが現実。
それでもこの固定具を使った載せ方なら、走ってるときに自転車が暴れる心配もなくなるし、横倒しと比べると車内の空間も有効利用できるので、メリットのほうが大きいですね。
てな感じでこの一年ぐらいは、遠征にはハリアーで出動してます。
以上、ロードバイク車載編でした。